俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)。11日に放送された第35回「苦い盃(さかずき)」で、歩き巫女役の大竹しのぶがサプライズ出演した。

  • 歩き巫女役の大竹しのぶ

三谷幸喜氏が脚本を手掛ける本作は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。

大竹演じる歩き巫女は、和田義盛(横田栄司)がよく占ってもらっている巫女で、義盛は彼女のことを“おばば”と呼んでいる。事前に大竹の出演は明かされておらず、タイトルバックで発表となった。

大竹がコメントを寄せた。

――歩き巫女について

いかようにもやれるというか、おかしくもできるし、怖くもできるし。ちょっとおかしなセリフの言い回しとかもあるんですけれども、ただひとつだけ、三谷さん作品によくある、そこに隠されている真実のようなもの、それはちゃんと伝えなければいけないと思いました。でもおもしろいところもないとつまらないし、おもしろさ7、深み1、あとは勢い、みたいな感じですかね(笑)

――演じてみて

ちょっと不思議な感じはあってもいいかなと思ったんですけど、本当だったら100歳くらいの方がやれれば一番いいような役なので、「私でいいのかな」というのはありますけれども。でも特殊メイク担当の江川(悦子)さんもすごく凝ってくださって、それがすごく自然にできていたので楽しかったです。

――源実朝(柿澤勇人)の悩みを聞くシーンについて

勇気をあげたいというか、真実を伝えることでそれが実朝の生きる勇気になればいいなというのは思いましたね。「それが世の常なんだ」という真実を伝える役目という感じですかね。

(C)NHK