セイコーウオッチのカジュアルウオッチブランド「セイコー 5スポーツ」から、世界で活躍するコラージュアーティスト・河村康輔氏のコラボレーションモデルが登場した。価格は52,800円、世界限定3,000本(うち国内200本)となる。
河村康輔氏は、グラフィックデザイナーやアートディレクターとして国内外の個展、グループ展に参加しており、アパレルブランドなどにも数多くグラフィックを提供している。書籍、広告、ライブ、イベント、CD・DVDジャケットといった分野でもマルチに活躍中だ。
今回のコラボレーションモデル「SBSA177」は、河村康輔氏が「切って貼る」コラージュ技法によって、1960~1970年代のセイコーアーカイブモデルから要素やパーツを抽出して新たなアートウオッチに再構築した。「価値の分解と再構築」は、河村康輔氏が得意とする領域だ。
ケースとブレスレットは名作ダイバーズ「SKX」をベースに、ダイヤルと針は1970年代の人気モデル「タイムソナー」から。ベゼル表示板、インデックス、目盛りデザイン、レイアウトも、かつての「セイコー 5スポーツ」人気モデルから要素を取り出してコラージュ。斬新な1本のウオッチとしてアーティスティックなデザインを実現したとしている。
裏ぶたは河村康輔氏のサインを記した特別仕様。時計を収納する専用ボックスには、書き下ろしのオリジナルポスターを同梱している。
合わせて、同じコンセプトの別カラーモデル「SRPJ43JT」もラインナップ。こちらは交換用のナイロンストラップが付属し、価格は58,300円、世界限定500本(うち国内50本)となる。セイコーブティックで取り扱う。
共通の仕様は、ケースとブレスレットの素材がステンレススチール、ケースサイズが外径42.5×厚さ13.4mm、風防がハードレックス(強化ガラス)、防水性能が10気圧。機械式ムーブメントは手巻つき自動巻きの「キャリバー 4R36」、パワーリザーブは約41時間だ。