フォーイットは9月8日、「NFT(非代替性トークン)に関するアンケート」の結果を発表した。調査は8月30日~31日、全国の20歳以上の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
日本国内において、NFT(非代替性トークン)という言葉を「聞いたことがある」もしくは「知っている」と回答した人は28.4%と、約3割。NFTに対するイメージとしては、「将来性があり期待している」(29.23%)、「詐欺に近い作品が多い」(20.42%)が上位に。
世帯年収別に見ると、年収700万円以上の年収層では3割以上が「将来性があり期待している」と回答しており、中でも1,500万円以上の年収層では、どの年収層よりも「詐欺に近い作品が多い」というイメージが少ないという結果に。さらに、いずれの年収層でも、「転売で大きな利益を得たい」というイメージを強く持っているのは1割未満に留まった。
NFTの購入経験について聞くと、「1回だけある」 (4.58%)、「2回以上ある」(7.39%)と、1割強。「購入したことがない」と回答した人に、購入しない理由を聞いたところ、「価値のあるNFTの見極め方がわからない」(34.40%)と「購入手順がわからない」(31.20%)を合わせて6割強を占める結果となり、NFTに対する見識が乏しいことがネックとなっていることがうかがえた。
9割近くは購入経験がなく、うち3割強はNFTの購入手順がわからないと回答しながらも、NFTの自作販売に関する質問に対しては、4人に1人以上が「興味がある」と回答した。
NFTを自作販売するために必要だと思うものを聞くと、「販売するための戦略やマーケティング力」(40.79%)、「オリジナルNFTを作成するためのイラストや画力」(31.58%)、「NFTやブロックチェーンに関する深い理解」(11.84%)を合わせると8割強という結果に。NFTを自作販売するためには、NFTに対する知見を深める必要があると考えていることがわかった。