ビクセンは9月9日、手のひらサイズの双眼鏡「APEX II」シリーズを発表した。倍率10倍の「APEX II HR10×28WP」、12倍の「APEX II HR12×30WP」を9月16日から発売する。倍率8倍モデル「APEX II HR8×24WP」は2022年6月に発売しており、全3モデルのラインナップとなった。
APEX II HR10×28WP
APEX II HR10×28WPは、「NEW APEX」シリーズの後継モデルとなる倍率10倍の双眼鏡。価格は28,600円。
プリズム材質はBaK4(ガラス硝材)で、レンズ全面にマルチコーティングを施したほか、プリズムにフェイズコーティングと高反射コートを追加。従来シリーズと比較して透過率が約10%向上し、明るさ7.8のクリアな視界が得られる。実視界は5.0度で、見掛視界は47.2度。
ボディはアルミ合金ダイキャスト製となり、手で回すだけで高さを変えられるツイストアップ見口を採用した。見口の素材には経年劣化が少ないシリコンを用いている。対応目幅は35~70mm。不活性窒素ガス充填による防水性能を備え、特殊ラバー加工を施した外装には耐久性も高い。
折りたたみ可能な2軸タイプで持ち運びしやすく、専用のソフトケースが付属する。本体サイズはW107×D67×H43mm、重さは248g。
APEX II HR12×30WP
APEX II HR12×30WPは倍率12倍のモデル。価格は29,700円。基本仕様はAPEX II HR10×28WPとほぼ共通。おもな違いは、明るさが6.3、実視界が4.2度、見掛視界が47.5度であること。本体サイズはW123×D67×H43mm、重さは273g。