17日に放送されるフジテレビ系音楽番組『SHIONOGI MUSIC FAIR』(毎週土曜18:00~)では、この秋に上演される話題のミュージカル3作を特集する。

  • 渡辺直美=フジテレビ提供

2020年に予定されていた公演が新型コロナの影響で中止となり、2年を経て日本初公演が実現となったブロードウェイミュージカル『ヘアスプレー』からは、渡辺直美、エリアンナ、平間壮一、清水くるみ、田村芽実の5人が登場。『MUSIC FAIR』初出演となる渡辺は、「めちゃくちゃうれしいです!」と興奮気味に出演の感想を語り、ミュージカルの準備については「2020年の公演が幻となってしまい、2年ぶりということでメンバーもかなり気合が入っていて、稽古もバリバリやってます。2年間のパワーをぶち込んで作っているので、皆さん大興奮できると思います」と胸を張る。

2年前に『FNS歌謡祭』で披露したこともある『ヘアスプレー』の演目だが、「『FNS歌謡祭』のときは、メンバーと初めましての状態だったんですが、今回はチームワークがばっちりです。2年前よりもっとパワフルな状態でお伝えできると思います」と自信をのぞかせる。

続いて、2016年、2019年に続いて3度目の日本上陸となるブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』からは、ドラァグクイーンであるローラを演じる城田優が登場。城田にとって今回初めて出演することになる『キンキーブーツ』だが、その印象について「初めて見たのがニューヨークだったんですが、パフォーマンス、お芝居、歌、すべてにおいて圧倒されました。日本版も見たんですが、とにかくポジティブなエネルギーをもらえて、あんなにステージと客席が一体となったミュージカルはなかった」と語る。

今回披露する楽曲「LAND OF LOLA ~ローラの世界~」については、「一瞬で全体を飲み込むようなエネルギッシュかつダイナミックな曲になっていて、ローラという人がどんな人なのかよくわかるナンバーです」と説明する。

最後は、オーストリア・ハプスブルク帝国の最後の皇后エリザベートの波瀾万丈の人生を描いた人気ミュージカル『エリザベート』。宝塚歌劇団による日本初演時からエリザベートを演じ続ける花總まりと、エリザベートを愛する黄泉(よみ)の帝王・トートを演じる井上芳雄によるステージから、「最後のダンス」「私だけに」「愛のテーマ」の3曲をメドレーで披露する。

『MUSIC FAIR』初出演となる花總は、エリザベートを演じることについて「1996年の日本初演時は初めての大役で無我夢中で演じました。その作品を今でもこうして演じられるというのが信じられないですし、大変な役なんですが自分にとってはすごく大切な役になっています」としみじみ語る。また、井上は自身が初めて出演した舞台でもあるこの『エリザベート』について、「作品に力があるので、どんどんお客様と劇場が盛り上がってくるのを感じた。日本のミュージカル全体を盛り上げてくれた作品でもあった」と初出演当時を振り返った。

(C)フジテレビ