近畿日本鉄道は、観光特急「あをによし」の初となる夜間運行(大阪難波~近鉄奈良間)ツアーを10月18日に実施すると発表した。「あをによし」の定期列車が普段走らない夜間に、大阪難波駅から近鉄奈良駅まで往復する。

  • 近鉄が観光特急「あをによし」の夜間運行ツアーを開催

観光特急「あをによし」は今年4月にデビュー。天平時代に高貴な色とされた紫色のメタリック塗装と、古都奈良の正倉院の宝物や天平文様をモチーフとしたデザインの内外装を特徴としている。今回のツアーでは、弁当と大和クラフトビールを味わいつつ、大阪と奈良の境、生駒山の麓で、車窓から眼下に広がる夜景の大パノラマを楽しめる。

当日は大阪難波駅を18時34分に発車し、近鉄奈良駅に19時33分に到着。同駅を19時50分に発車して折り返し、大阪上本町駅に20時39分に到着する。近鉄奈良駅での降車はできず、夜景を楽しめるの区間は瓢箪山~石切間とのこと。2号車販売カウンターの営業が行われ(通常営業の販売品とは異なる)、アルコール等の飲食類の持込みは自由とされている。

申込みは近鉄のサイト内「おすすめのツアー」ページにて、9月12日10時から受付開始。ツインシートを2名、またはサロンシートを4名で利用する場合は1人8,650円、サロンシートを3名で利用する場合は1人9,980円。旅行代金には近鉄往復運賃、往復特急料金、往復特別車両料金、弁当代、クラフトビール(瓶)1本、お土産代(まほろば大仏プリン2個)、諸税等が含まれる。