シャープは9月8日、高濃度な「プラズマクラスター25000」を搭載し、1,200mL/hという大容量加湿に対応したプラズマクラスター加湿器「HV-R120」を発表した。発売日は9月22日。加湿方式はハイブリッド式(加熱気化式)、本体カラーはホワイト。価格はオープン。

  • シャープのプラズマクラスター加湿器「HV-R120」

HV-R120は、シャープの加湿器としては初となる高濃度「プラズマクラスター25000」を備えたことで、従来モデルの「プラズマクラスター7000」と比べて3倍以上のイオン濃度を達成。付着ウイルスの作用抑制効果や、付着カビ菌の増殖抑制、肌にツヤを与える効果なども実証しており、高い空気浄化力を持つ。

1時間あたり1,200mLの加湿能力があり、吹き抜けのあるリビングやオフィスなど、乾燥しがちな空間をすばやく潤わせる。京都工芸繊維大学とのシミュレーションでは、湿度30%の空間よりも湿度60%の空間のほうが、会話時に人の口から出る飛沫粒子が舞い上がりにくいことを実証。加湿によって鼻や口の近くの浮遊飛沫粒子を減らせることに加え、プラズマクラスター25000の効果によって、落下して付着したウイルス飛沫粒子の作用も抑制するとしている。

大容量化に合わせて給水口も大型化。水を注いだ時にゆるやかなカーブで受け流す、水のこぼれにくい形状を新たに採用。本体の上部から直接給水できる。また、給水トレーを外して水も足すことも可能だ。給水トレーにはキャスターがあり、給水して重たくなった給水トレーを楽に本体へとセットできる。

おもな仕様は、本体サイズが約幅370×奥行き245×高さ505mm、重さは約8.5kg、水タンク容量は約7.0L、消費電力(50Hz/60Hz)は強モードが735W、弱モードが15W/18W、空気浄化モードが26W/35W。加湿適用床面積はプレハブ洋室が33畳(55平方メートル)、木造和室が20畳(34平方メートル)。連続加湿時間は最大約22時間(弱運転時)。