JR東日本新潟支社は9日、上越新幹線開業40周年記念企画の第2弾として、旅行商品専用列車「なつかしのあさひ号」(新潟駅から大宮駅まで)・「なつかしの新幹線リレー号」(大宮駅から上野駅まで)を11月12日に運行すると発表した。

  • E2系「200系カラー」車両(JR東日本新潟支社提供)

「なつかしのあさひ号」はE2系「200系カラー」車両(10両編成)を使用し、新潟駅7時40分発・大宮駅9時42分着で運行。乗車記念特典として、上越新幹線開業40周年記念グッズ(非売品)を当日の車内にてプレゼントする。

上越新幹線開業40周年特別企画として、途中の上毛高原駅から高崎駅までの区間で「~中山トンネルの秘密に迫る~ 『中山トンネル探訪特別運転』」を実施し、同区間を26分かけて走る(通常の所要時間は15分程度)。トンネル内では、列車がカーブを高速で通過する際に生じる遠心力の影響を抑えるため、外側のレールを内側のレールより高くする「カント」と呼ばれる設計上の工夫が取り入れられており、新幹線の車内で車体が傾く様子を通じて鉄道運行の技術を体感できるという。

  • 中山トンネルとE7系 (JR東日本新潟支社提供)

大宮駅到着後、「なつかしの新幹線リレー号」に乗り換える。上越新幹線開業時に運転された「新幹線リレー号」の活躍当時のカラーリングを施した車両(185系6両編成)を充当。上野駅には10時44分に到着する。

新潟発は阪急交通社新潟支店、メディアシップ・ブランド、クラブツーリズム、首都圏発はJR東日本びゅうツーリズム&セールスが団体臨時列車を利用した旅行商品を発売する予定。旅行商品の詳細は各旅行会社から発表される。なお、9月9日に上越新幹線開業40周年専用ホームページを開設し、イベント情報や上越新幹線沿線各駅での取組みを紹介するとのこと。