「風の谷のナウシカ」に登場するトルメキア軍の自走砲を1/144スケールで再現した猛者がいたと話題となっている。全長4センチ程度なのに、履帯が可動するとはすごすぎる。
注目を集めているのは、切削加工などを行う木山製作所のスタッフであるKATOさんが制作したものだ。KATOさんは、木山製作所のスタッフブログにて、「トルメキア軍の自走砲」の制作過程を紹介している。
「トルメキア軍の自走砲」はアルミの削り出しで再現している。まずは履帯を作成する。これだけ小さければ、一体パーツとして削り出すという手もあるが、KATOさんは、遊び心が欲しいという理由で可動式履帯に挑戦した。幅3ミリ、長さ1.5ミリほどの履帯用のパーツを数百個作成し、それをつなぎ合わせて履帯を完成させている。履帯のパーツをはめ合わせて、0.5ミリのアルミ線を通しており、細かな作業だ。その後は、戦車の側面に付ける装甲板を加工。最後に本体部分を作成し、全てを組み立てれば完成だ。
このほかにも、スタッフブログでは、昆虫アクセサリーを作ったり、チーバくんキーホルダーを作ったりしている。興味があればぜひ見てほしい。
ネット上では「1/144スケールで…… 履帯が…… 可動……?」「本当に凄いやつやん」「1/144スケールの可動履帯とか変な笑い出るわ。プロの仕事や・・・; 」と、履帯の精巧さに驚愕する声が多く寄せられた。