カシオ計算機は9月8日、電子ピアノ「Privia(プリヴィア)」の新製品「PX-S7000」を発表した。本体カラーは、ハーモニアスマスタード、ブラック、ホワイトの3色を用意。9月29日から発売する。価格はオープン。

  • カシオの電子ピアノ「Privia(プリヴィア)」、新モデルとなる「PX-S7000HM(ハーモニアスマスタード)」

PX-S7000

PX-S7000は、スタンドとペダルが一体型の電子ピアノ。推定市場価格は、PX-S7000HM(ハーモニアスマスタード)が275,000円、PX-S7000BK(ブラック)とPX-S7000WE(ホワイト)が253,000円。ハーモニアスマスタードは本体側面がポリッシュ仕上げとなっている。

  • PX-S7000HM(ハーモニアスマスタード)

  • PX-S7000BK(ブラック)

  • PX-S7000WE(ホワイト)

どこに置いても違和感のない全周囲デザインは、直線を基調とした軽やかな印象を与える。材質は木材と樹脂のハイブリッド構造。クリアアクリルの譜面立てやペダルユニット、スタンド、背面のスピーカーファブリックなど、本体色と合わせたカラーリングを施している。

  • 本体を置く場所に応じて、最適な音響設定を選べる

新しい音響技術「スペイシャルサウンドシステム」を導入し、8W×4基のフルレンジスピーカーのそれぞれから出力する音の要素を個別に調整することで、自然な音の広がりを作り出す。これにより、壁際に設置されることが多かったスタンド・ペダル一体型電子ピアノを、部屋の中心に置くことが可能になったとしている。

鍵盤には、88鍵のスマートハイブリッドハンマーアクション鍵盤を採用。表現力豊かな自然なタッチ感を提供する。タッチレスポンスの感度を5種類から設定でき、ハンマーレスポンスは10段階、キーオフレスポンスは3段階の調整を用意している。

音源はマルチ・ディメンショナル・モーフィングAiRとなり、アコースティックピアノやエレクトリックピアノなど、400種類の音色を収録。グランドピアノ音色が9(Privia Grand HG/NY/BN)、Best-Hit Pianosが11、Various Pianosが19、Classic E. Pianos 1が30、Classic E. Pianos 2が20、GMが128、ドラムが8、その他が175。最大同時発音数は256音。

  • PX-S7000BK(ブラック)

  • PX-S7000WE(ホワイト)

スマートフォンとBluetooth 5.0で接続し、カシオの電子楽器専用アプリ「CASIO MUSIC SPACE」と連携。付属の「ワイヤレスMIDI & AUDIOアダプター(WU-BT10)」を使用することで、電子ピアノ本体がBluetoothスピーカーとしても機能する。

入出力端子は、ライン出力×2系統、ヘッドホン出力、マイク入力、USB Type-A、USB Type-Bなど。電源には付属のACアダプターのほか、単3形乾電池×8本でも動作。乾電池駆動の場合、スピーカー出力は各3Wに制限される。本体サイズはW1,340×D449×H741mm、重さは14.8kg(本体のみ)。

PX-S6000BK

  • PX-S6000BK

PX-S6000BKは、スタンド・ペダルが別売りのモデル。推定市場価格は187,000円。気軽に持ち運んで演奏する演奏スタイルを提案する。基本システムは「PX-S7000」とほぼ共通だ。収録する音色数が350種類と若干少ない。詳細は、グランドピアノ音色が3、Various Pianosが12、Classic E. Pianos 1が17、Classic E. Pianos 2が13、GMが128、ドラムが8、その他が169。