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【この記事のエキスパート】
ライター/編集者、[着こなし工学]提唱者:平 格彦
メンズファッションがメインのライター/編集者/コラムニスト。
AllAbout「メンズファッション」ガイド。[着こなし工学]提唱者。
また、メンサ (JAPAN MENSA) 会員。野菜ソムリエの資格も保有。
出版社から独立後、70ほどのメディアに関わり、客観的、横断的、俯瞰的なファッション分析を得意とする。そんな視点を活かした[着こなし工学]を構築中。
また、ライター向けのコミュニティを「DMMオンラインサロン」で運営中。
最近の「マイナビおすすめナビ」の記事においては、商品選びのアドバイスなど、監修者として携わる。
今回は、旅行用バックパックの上手な選び方とおすすめ商品を紹介します。キャンプや登山などアウトドア向けの大容量モデル、日帰り旅行におすすめのおしゃれなハイブランドなどを厳選。レディース、メンズ問わず使える商品もあります。機内持ち込みできるかもチェックしましょう!
旅行日数や行先に合わせて選ぼう!
旅行用バックパックの上手な選び方
[着こなし工学]提唱者・平 格彦さんに教えていただいたことをもとに、旅行用バックパックを選ぶときのポイントを紹介します。平さんならではのチェックポイントを、使いやすい商品選びに役立てましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】容量
【2】折りたたみ
【3】荷物を入れたときの重さ
【4】水に強く、汚れが目立たない素材
【5】セキュリティ
【6】機内持ち込みできるサイズ
【7】便利な機能
【8】アウトドア系 or 都会系
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】シーンに合わせた容量の確認が大切
バックパックにどのぐらいの荷物が入るのかは、選ぶときに大切なポイントです。旅行期間や天候に合わせた荷物量が入るサイズのバックパックを選びましょう。
「旅行期間」に合わせて容量を選ぶ
旅行期間が長くなるほど持っていく荷物は増えます。そのため、バックパックのサイズは、旅行の長さに合っているものを選びましょう。2~3日の旅行なら30リットル前後、1週間程度の旅行なら50リットル前後のサイズが目安です。
また、歩くことが多い旅行では、移動中でも必要な荷物が取り出しやすいように、バックパックのフロントポケットがあると便利です。バックパックを購入するときに、ポケットに入る容量を確認してから選びましょう。
【エキスパートのコメント】
旅行の移動は普段よりも荷物が増えてしまうので、旅行用のバックパックは容量が重要になります。1泊2日程度なら30L(リットル)、2〜3泊なら45Lくらいを目安に選ぶというのを基準にするといいでしょう。
それ以上の長期旅行になる場合は、スーツケースなどにも頼るのが賢明です。もちろん、同じ日数でも、荷物の量により必要な容量が変わってきますので、きちんとチェックして容量を決めましょう。また、荷物を入れると重くなるので、バックパック本体の重さも考慮するといいですね。
そのほか、空の旅なら飛行機内への持ち込みが可能なサイズかどうかも確認すべきです。大きさは幅55×奥行25×高さ40cm以内、3辺合計で115cm(45インチ)以内、重さは10kg(22ポンド)以下がスタンダードです。
航空会社や飛行機の大きさ、行き先などによって基準が変わることもありますので、その都度チェックしましょう。
「季節や天候」を考えて容量を選ぶ
旅行の荷物量は、天候によって変わります。暑い季節は薄手のシャツなどを着るため荷物は少なめです。しかし、寒くなると厚手のセーターなどが必要になり、荷物が多くなります。それに合わせて使うバックパックのサイズを変えなければいけません。
さまざまな天候に使えるように30リットル前後の中間サイズのバックパックは便利ですが、旅行によく行く季節に合ったサイズを購入してもよいでしょう。
【2】折りたたんでスーツケースのなかに収納できると便利
旅行にバックパックだけではなくキャリーケースやボストンバッグも持っていくときは、使わないときはしまっておけるバックパックを選ぶ
とよいでしょう。必要なときは取り出して使い、使わないときはしまっておけます。
旅行先で増えてしまった荷物を入れたり、ホテルにキャリーケースを置いてバックパックだけで出かけたりもできるため便利です。
【3】荷物を入れたときの重さを想定して選ぶ
バックパックは長時間背負って移動することが多いため、荷物を入れたあとの重さを考えなければいけません。あまり重いと体の負担が大きくなり、長時間背負っているのが難しくなってしまうでしょう。
サイズが大きいバックパックには多くの荷物を入れられるため便利ですが、それだけ重くなってしまいます。自分の体力と負担を考えて適切なサイズのバックパックを選びましょう。
【4】水に強く、汚れが目立たない素材か確認
旅行用バックパックは、丈夫な素材であることも大切です。旅行の途中でバックパックを道に置いただけで汚れが目立ってしまうような素材のものは気軽に使えません。
また、旅行中は突然雨が降ってくることもあります。小雨程度でバックパックのなかの荷物が濡れてしまうようなものは使いにくいでしょう。気軽に使える丈夫な素材のバックパックを選びましょう。
【5】海外旅行に使うなら、セキュリティがしっかりしているものを
特に海外旅行の場合は、バックパックのひったくりを予防するために、ウエストベルトやショルダーハーネスなどがついているバックパックを選んだほうがよいでしょう。
サイドポケットやフロントポケットに貴重品を入れておくと、気づかないうちに盗られてしまう危険性があります。貴重品はポケットに入れないようにするか、ジッパー付きや二重構造になっているポケットのバックパックを選びましょう。
【6】飛行機に乗るなら、機内持ち込みできるサイズを選ぶ
飛行機を利用して旅行するときは、バックパックが飛行機のなかに持ち込み可能なサイズか確認してから選びましょう。サイズと重さの規定があり、ともにクリアしていないと飛行機のなかに持ち込めず、追加料金を請求される可能性があります。また、重量制限にも注意が必要です。
航空会社によって手荷物として持ち込めるサイズや重さが少し異なっていることがあるため、利用する航空会社に確認してください。
【7】便利な機能をチェック
アウトドアや長期の旅行なら、特に機能性にこだわりたいところ。持ち方を変えられたり、収納しやすいものだと使い勝手がグンと上がります。
「2way、3wayタイプ」なら持ち方を変えられる
長期の旅行なら、複数の使い方ができる2wayタイプや3wayタイプのバックパックがおすすめ。キャリーケースとしても使える2wayタイプなら重い荷物の移動が楽になります。
さらに、カバンやショルダーとして持ち方を変えられる3wayタイプのバックパックもあります。荷物の量に合わせて持ち方を変えられるなどの魅力があります。
「ポケット」がたくさんあると出し入れがラク!
旅行中は、スマホやカメラを取り出したり、ペットボトルを出し入れしたりする機会が多くなります。そこで、バックパックに全面ポケットやサイドポケットが付いていると使い勝手が良くなります。
さらに、内側にクッションがついてPCケースとしても使えるタイプなら、作業用のノートPCやタブレット端末をしまうこともできます。
【8】機能的なアウトドア系かおしゃれな都会系かで選ぶ
【エキスパートのコメント】
バックパックは、アウトドア系と都会系に大別できます。アウトドア系は機能性や視認性を追求していて、都会系はシンプルでモダンなデザインを重視しているのが一般的です。
都会的なバッグがキャンプ場でNGということはありませんが、デザインだけでなく使い勝手も合う合わないがありますので、テイストは合わせたほうがベター。
ただし、どちらにも使えるバッグもあります。二刀流が可能なバッグのほうが費用対効果もアップします。アウトドア系の機能を搭載しながら見た目はモダンで都会的。そんなバックパックならおしゃれで便利に使えるので、もっともおすすめです。
エキスパートからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
着替えることを前提にして色や形はシンプルに
宿泊する旅行は、基本的に着替えますよね。そこで、どんなコーディネートにもマッチするバッグを選ぶのが賢い手段です。具体的には、装飾的なディテールや色数が少なめのシンプルなタイプを選択するのがおすすめ。
服装は極力シンプルにして派手なバッグをアクセントにするというコーディネートでも、トータルバランスは乱れません。ただし、「シーンを選ばない」という意味ではシンプルなバックパックのほうが重宝するでしょう。
いずれにしても、持っていく服装や目的地とのバランスも考慮してバックパックを選ぶのがベストです。
機能性の高い人気ブランドをピックアップ!
旅行用バックパックのおすすめブランド
ここでは、旅行用バックパックが人気のブランドをいくつかピックアップしてご紹介します。
グレゴリー|アクティブに活躍するバックアップ
グレゴリーは、カリフォルニアで誕生した人気バックパックブランドです。登山やハイキングなど、アクティブなシーンにマッチする機能性の高いバックパックのほか、デイリーユースしやすいデザインの商品も揃っています。
グレゴリーのバックパックは、使う人にあわせてフィット感を調整したりサングラスやボトル、スマホなどを収納できたりと、アウトドアシーンで快適に使えるのが特徴です。
ザ・ノース・フェイス|アウトドアからビジネスまで幅広いラインナップ
ランニングやトレッキング、スキーなど、アウトドア用品を幅広く販売する、ザ・ノース・フェイス。アウトドアジャケットなどファッションアイテムも人気があります。
ザ・ノース・フェイスのパックバックは、アクティブな大容量モデル、ビジネスで使えるシンプルなデザイン、キッズモデルなど幅広いニーズに応える商品が揃っています。
アウトドアシーンはもちろん、普段使いしやすいのも人気の理由です。
モンベル|子どもやレディースデザインも豊富
モンベルは、大阪に本社を置く日本のアウトドア用品メーカーです。登山用アイテムを中心に、機能性の高い商品を幅広く取り揃えています。
小型パックから大容量パック、子供用、女性用など、デザインやサイズもさまざまなので、目的に合う商品が見つかるでしょう。
高い機能性も備えたバックパックをリーズナブルな価格で購入できる点も、おすすめの理由です。
ミレー|優れた機能性とおしゃれなデザインが人気
ミレーは、登山ザックやレインウェアなどを販売する、フランスのアウトドアブランドです。ミレーのバックパックは、体にフィットするのに蒸れない快適な背負い心地や優れた収納力が魅力。本格的に登山をするユーザーからも支持を得ています。
ほかにも、シンプルで落ち着いたデザインのもの、女性向けのおしゃれなカラーなど、普段使いもしやすい商品も豊富にあります。シーンに合わせて、幅広い商品ラインナップの中からお気に入りの1点を選びたい方におすすめです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)