富士フイルムは9月9日(日本時間)、オンラインで製品発表会「X Summit NYC 2022」を開催し、その中でAPS-C向け交換レンズ「XFシリーズ」の新製品「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R WR」を発表した。9月29日から発売を予定しており、メーカー希望小売価格は161,700円前後。
2014年に発売された前モデル「XF56mmF1.2 R」から、撮影性能を高めた新モデル。開放F1.2の明るさはそのままに、解像性能と近接撮影性能を大幅に向上。大口径レンズ特有の美しいボケ味で、被写体を際立たせた立体的な表現が行えるという。
同社製レンズとしては、11枚の絞り羽根を搭載する初めての製品。また、10万分の1mm単位の極めて高い精度で加工した金型を用いて非球面レンズを製造することで、ボケ内側の年輪のような模様を徹底的に抑制したという。フォーカス駆動はDCモーターながら、ベアリング機構の搭載で駆動音を低減したとしている。鏡筒は防塵防滴・耐低温構造。
- 焦点距離:56mm(35mm判換算:85mm)
- レンズ構成:8群13枚(非球面レンズ×2、EDレンズ×1)
- 絞り:F1.2~F16
- 絞り羽根:11枚
- 最短撮影距離:50cm
- 最大径×全長:79.4×76mm
- 重さ:445g
- フィルター径:67mm