NEWSの増田貴久が、7日深夜に放送されたラジオ番組『増田貴久・中丸雄一のますまるらじお』(MBSラジオ/毎週水曜25:00~25:30)に出演。12thアルバム『音楽』に収録されている楽曲「走れメロスのように」のエピソードを明かした。
「走れメロスのように」は、武田鉄矢が作詞を手掛け、増田がプロデュースに関わった楽曲。メンバーの加藤シゲアキとともに、武田主演のドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)の第6シリーズに出演していた増田は、「僕が15歳のときに『金八先生』をやらせてもらってから、だいぶ会ってなかったんだけど。たまたまお会いしたことをきっかけに、そこからまた交流が再開して、ご飯にちょこちょこ連れて行ってもらってた」と、武田との交流を告白。NEWSのことを常々気にかけてくれていたという武田は、「君たち世代の人たちに歌ってほしいメッセージがある。君たちにしか伝えられないことがある」と語っていたそうで、「“いつか曲を書いてみたいね”みたいなことを言ってくれてた。今回、僕が2曲プロデュースするっていう企画になって、武田さんに頼もうと思ってすぐ電話して」と、武田に依頼した経緯を打ち明けた。
武田の存在について、「本当になんか“先生”というか、今は“お父さん”って感じだけどね」と語った増田。コロナ禍で会えない日々が続いていたものの、「何年か前に言ってた話を覚えてますか?」と聞いたところ、武田は、「書くよ」と快諾してくれたそう。その後、すぐに歌詞が送られてきたというが、「僕は、曲も詞も全部作ってくださるものだと勝手に思ってて」「“あれ?どういうことだろう?”と思って、もう一回武田さんに電話して……」と述懐。すると、武田に、「曲は自分たちの仲間で作りなさい。そうすればNEWSの色にもっと近づくはず」と言われたことを明かし、「だから、(作曲の)ヒロイズムさんに頼んだの。いっぱいヒロイズムさんの曲を歌わせてもらってるから、ファンの人にもメロディーがスーッと入るかなと思って」という裏話を披露した。
増田は、そんな思い入れのある同曲を、「自分のためにもそうだし、誰か友達のためにもそうだし、“まっすぐしっかり進んで行こうぜ”みたいな」「俺たちだったら、仲間のためとか。本当にいろんな捉え方ができると思うので、自分に置き換えて聴いてもらえたら」と、自信を持ってアピール。増田の話を興味深く聞いていたKAT-TUNの中丸雄一は、NEWSと武田の心温まる関係性に感激した様子で、「いい話だなと思って。昔、一緒にやってもらった“先生”役のつながりで、時間が経っても作ってもらって……」としみじみ語っていた。
なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。