俳優の西島秀俊と仲野太賀が出演する、ソフトバンクの新CM「SPY 登場」編が、9日より放送される。
新CMは、2007年にスタートした白戸家シリーズの最新作。西島と仲野がスパイ役で登場し、やたらと幸せそうな家族・白戸家の極秘調査をしていく。
撮影で、監督から「一見、大作映画に登場するすごいスパイのようですが、実は 2人ともポンコツで、やっていることにあまり意味はありません」と説明を受けた仲野。「今のお話を聞いて、役のイメージが見えてきました」とうなずき、「大作映画のスパイものを演じているポンコツって感じですね」とすぐさま自身の役どころを掴んでいた。
また、今回が久しぶりの共演となった2人。全身黒ずくめで本格的なスパイグッズを身に着けた“ポンコツ”役に、西島が「相当できない2人だよね」「こんなにいろいろ用意してきているのに」と印象を語ると、仲野は「形から入るタイプなんじゃないですか」と返して笑いを誘った。
■西島秀俊&仲野太賀インタビュー
――白戸家CMシリーズに初めて参加した感想をお聞かせください。
西島:白戸家のCMは長年見てきたので、そこに自分が参加させていただくことが、いまだにちょっと実感が湧いていないというのが正直なところです。
仲野:あの白戸家、あの白戸家ですよ! あの白戸家のCMに、まさか僕が出させていただけるなんて、まったくそんな未来を想像していなかったので、ちょっと不思議な感覚というか。とにかく足を引っ張らないようにしようという気持ちで、今回の撮影現場に臨みました。
――白戸家の新CMで共演した感想をお聞かせください。
西島:すごく演技が上手くて、しかも本人の魅力がものすごくある俳優さんなので、前回ドラマでご一緒した時もすごく楽しかったですけど、そこから何年も経って、存在がどんどん大きくなっていると感じました。短い時間でしたが、今回も本当に楽しかったです。
仲野:とても嬉しかったです。西島さんとペアで一緒に並んでCMに出演できることは、僕としてはとても誇らしくて、休憩時間に質問攻めとかしちゃったんですけど、失礼がなかったかなと思いつつ、気さくにたくさん話してくださったので、西島さんの優しさに包まれた一日という感じでした。
――今回のお芝居で意識したこと、こだわったポイントをお聞かせください。
西島:基本的に2人ともポンコツなスパイなんですけど、どちらかというと僕の方がポンコツって感じで。先輩だから、本人はすごくできるつもりになっているけど、大体、太賀くんに突っ込まれてしまうところが、ポイントですかね。
仲野:ポンコツな2人なんですけど、当事者からするとすごく真面目にやっているところが、きっと面白く見えるんじゃないかなと。そういうことを監督も仰っていて、そこを意識しました。
――CMのキーワードにちなんで、“幸せ”を貯めるために普段から実践していることをお聞かせください。
西島:最近梅酒を漬けて、待てば待つほどおいしさが……って、全然違う話のような気がする(笑)。でも、飲むのを我慢して熟成させると、梅酒がおいしくなるので、“幸せ”を感じるというか。
仲野:それは“幸せ”が貯まっていますね。
――スパイといえば変装、ということで、もし誰にもバレず、白戸家のメンバーに変装できるとしたら、誰に変装して何をしてみたいですか?
西島:僕は結構犬顔と言われるので、お父さんですかね。今回初めて会ってご挨拶したんですけど、お父さんに変装して、さりげなく家族と食事してみたいです。
仲野:ぼくもお父さんになりたいです。それで威厳を保ちたいですね(笑)。お父さんはCMで結構怒ったりしているじゃないですか。犬でありながらお父さんとしての威厳を保ちたい。なんか、そのバランスが面白いなと思います。
■上戸彩・樋口可南子・ダンテ・カーヴァーインタビュー
――白戸家のリビングに西島さんと仲野さんが潜入したシーンをご覧になっていかがでしたか?
上戸:ちょっと勝手に入らないで欲しいですね(笑)。
樋口:いつ入ったの? どうして気づかなかったんだろう。こんなに音立ててるのに(笑)。
上戸:私達、どこにいたんだろうね。
――西島さんと仲野さんを白戸家に迎え入れた感想をお聞かせください。
上戸:勝手に……(笑)。
樋口:勝手に入ってきますもんね(笑)。
上戸:迎え入れたかったですよね? 撮影も一緒にしたかったですし、お会いしたかったなあ。今回はお父さんだけですもんね、西島さんと仲野さんに会えたのは。
ダンテ:一緒に撮影したい。来週撮影しますか(笑)?
上戸:(スケジュールを)空けておきます。
樋口:私も空けておきます。
――コンビネーション抜群の演技はいかがでしたか?
樋口:安定感抜群ですよね。すごく自然で。
上戸:(仲野さんがメイキングで言っていたように)形から入ってる感も抜群でした( 笑)。
ダンテ:映画っぽいね。超かっこいい。
上戸:仕上がりも映画っぽくなりそうなので、期待したいです!
――QRコード決済アプリ“PayPay”にまつわるエピソードがありましたらお聞かせください。
樋口:撮影前日にアプリを登録しました。その時に、本人確認で顔をカメラで撮るところがあって、すっぴんだったので、慌ててお化粧して(笑)。
上戸:へぇーー!
樋口:運転免許証の顔と合わないと困るかなと思って(笑)。それで、その日にタクシーで初めて使いました。
上戸:早速使ったんですか? すごい。私の母がすごくPayPayを使ってます。たしかタクシーもPayPayで支払いをしていました。
樋口:「PayPay」と音が鳴った時、「やった!」という感じでした。
上戸:すごい! 私は今回の企画をいただいて、アプリをダウンロードしたところまでやりました。これから樋口さんに教えていただいたところを、やろうと思います。
樋口:私の知り合いは電気代とか、息子さんの保険料もPayPayで払ったりとか、いろいろ使いこなしている友達がいるんです。
ダンテ:電気代とかの支払いに使えることは知りませんでした。
樋口:遅れてます、私たち。すっごい遅れてます(笑)。
――CMのキーワードにちなんで、“幸せ”を貯めるために普段から実践していることをお聞かせください。
樋口:身内にカメラマンがいて、写真が好きなんですね。孫がいることもありますが、ものすごく家族写真を撮るようになって。それを見返すとすごく楽しくて、「この時も“幸せ”だったなぁ」って。それが積み重なっていく感じがします。
上戸:それはスタジオとかで撮るんですか?
樋口:普通の何気ないところで。
上戸:メイクとかもして?
樋口:普通にそのままで。仕事の顔じゃないのがまた良くて。普段の姿をプロの人が撮ったものだったり、家族同士で撮ったものだったり、それも半端じゃない量がたまってきて、これからも貯まっていくんだと思うと、楽しい思い出が重なっていって、写真は良いなと。特に家族写真は。
上戸:私も写真が今もう3万枚を超えちゃって、携帯を新しくした時に、過去の写真を残しておきたいんです。なので、そこから減ることがないんです。動画も5,000個を超えちゃってるので、データがもう大変なことになっています。
ダンテ:結構使ってるね。
上戸:“幸せ”を貯めたくて(笑)。樋口さんと同じです!
――ちなみに、同じ質問に、西島さんは「梅酒を漬けて熟成させること」、仲野さんは「ぐっすり眠れるよう夜の散歩で体を疲れさせること」で“幸せ”を貯めていると回答していました。
上戸:西島さんがおっしゃっているのはすごい分かります。
樋口:熟成されていく感じは分かります。すごい変化していくからね、なんか“幸せ”が貯まっていく感じというか、(仲野さんの答えは“幸せ”を貯める方法というより)健康法ですね(笑)!。