日産自動車の軽EV「サクラ」が人気です。軽自動車の運転しやすさはそのままに、電気自動車(EV)の力強さと静かさ、先進性を兼ね備えたサクラは、運転大好き女子の心をつかめるのでしょうか? 元レースクイーンで現役軽ユーザーの一瀬優美さんに試乗の感想を聞きました。

  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」

    運転大好き女子の一瀬優美、初めて電気自動車に乗る

初体験の機能が盛りだくさん!

はじめまして。一瀬優美です。普段は撮影会の主催や出演、イベントコンパニオンなどをしています!

以前、レースクイーンをしていたこともありクルマが大好きで、これまでは「キューブ」(日産自動車)、「ミライース」(ダイハツ工業)、「エブリイ」(スズキ)に乗ってきました。コンパクトカーばかりだったので、大きなクルマに憧れがあります!

  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」

    一瀬さんはスズキ「エブリイ」の現役ユーザー。同じ軽でも日産「サクラ」は全く違うクルマだと感じたそうだ

昔は1人でドライブするのが好きで、よく行く先も決めずに出かけていました。最近はもっぱら仕事でクルマを使っています。仕事用の衣装や機材を積んでいるので、レンタルスペース代わりにもなってしまっていますが……。

そんな私が今回試乗したのは、日産の軽EV「サクラ」です。初めての電気自動車(EV)にワクワク! 全15色ありますが、私は「ブロッサムピンク」にしました。可愛すぎず、大人っぽさも感じる外観というのが見た目の第一印象。乙女心がくすぐられます。ホイールもオシャレで惹かれました! 全体として、乗る人の世代を選ばない、飽きのこない見た目だと思います。大きすぎず小さすぎない、私にとってはちょうどいいサイズでした。

  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」

    2022年6月に発売となった「サクラ」。グレードは価格の低い順に「S」(233.31万円)、「X」(239.91万円)、「G」(294.03万円)の3種類だが、補助金の恩恵で100万円台から購入できる。一瀬さんが乗ったのは「G」

  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」

    「サクラ」のボディサイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,655mm、ホイールベース2,495mmでベース車両の軽自動車「デイズ」とほぼ同じ。搭載する電動ユニットの最高出力は47kW(64PS)でデイズと同じだが、最大トルクは195Nmでデイズの約2倍の力強さだ

  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」

    「サクラ」のホイールは伝統的な「水引」からインスピレーションを受けたデザイン

車内はふかふかのソファのようなシートがとても座りやすくて、後部座席もかなり広々。足と手を伸ばしても余裕でした。人が乗らない時は後席を倒せば、荷物もかなり積むことができます。よくシートの倒し方に手こずるのですが(力が足りないのか?)、サクラの後席はスムーズに倒れてくれました! 特にミライースに乗っていた頃は荷物があまり積めず、苦労した思い出があります。サクラなら仕事の機材や衣装もたくさん載せられそうなので、使い勝手もバッチリですね。

  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」
  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」
  • 車内の広さに感動した様子の一瀬さん

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  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」
  • ファブリックをたっぷりと使ったインテリアは上質な雰囲気。カッパー色のアクセントがオシャレだ

センターディスプレイとメーターが一体型になっているパネルは見やすいのはもちろん、先進的でカッコよかったです。あと、今のクルマはシフトレバーをガチャガチャしないんですね……。ピッと前に動かしたらドライブに入るし、パーキングに入れる際はスイッチを押すだけ。感動が止まりません。

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    レバーガチャガチャ系のクルマを乗り継いできた一瀬さんが簡単操作に喜んだ「サクラ」のシフトセレクター

あと、個人的に憧れていたんですが、ハンドルにスイッチがたくさんあって嬉しかったです。使いこなせたら便利そうだしカッコいいなと(笑)。

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    スイッチなしのシンプルなハンドルばかりを握ってきた一瀬さんは、「プロパイロット」関連をはじめとするたくさんのスイッチにも感動していた

走り出してみるとさすがはEV、とっても静かですね。アクセルを踏んだ際もかなり滑らかで感動しました。

  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」

    エンジンを積んでいない「サクラ」は走行音がとても静か

運転は好きなのですが、いまだに都内の高速道路に慣れていない私。というのも、普段はタクシー運転手のような爽快な運転とは真逆のマッタリ運転でして。よくクルマに乗っていたのは地元の神奈川にいた頃だったので、都内のように入り組んだ道はなく、首都高のようにスピードを出して走る道路もほとんどありませんでした。そんな私が初めて乗るクルマで、日産本社から本牧の方に高速道路で向かったので少し不安もあったのですが、実際に走ってみると一気に心配な気持ちはなくなりました。「高速って、こんなに走りやすかったっけ……?」と思うくらいの運転のしやすさ。特に加速時の安定感とスムーズさが印象的で、安心感がありました。

  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」

    「サクラ」は一般的な軽自動車に比べて加速が力強く、高速道路の合流も楽々。高速には苦手意識があったという一瀬さんもサクラの走りやすさに驚いていた

(ほぼ)自動運転の「プロパイロット」にも初挑戦! 挑戦といってもほとんど自動で運転してくれるので、スイッチをポチッとするだけです。最初は「本当にクルマに運転を任せて大丈夫なんだろうか」と不安でどきどきしていましたが、しっかりと設定速度と車線を保ってくれてこれまた感動! 技術の進歩ってすごい……。

(ほぼ)自動駐車の「プロパイロット パーキング」も初めて体験しました。そもそも「自動駐車」という機能が存在することすら知らなかったんです。「どれだけ正確に駐車してくれるんだろう?」と思っていたら、枠内に完璧に収まってしまうサクラ。思わず、「あなたすごいよぉ! ありがとう!」といった感じでした。

  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」
  • 一瀬優美さんと日産「サクラ」
  • 「プロパイロット パーキング」を体験中の一瀬さん。クルマが勝手に駐車してくれることに衝撃を受け、思わず笑みがこぼれている。何度か試してもらったが、2回目からは1人でできるくらい操作は簡単だったそう。駐車・車庫入れは「けっこう好き」で、基本的には手動でクルマをとめてきた一瀬さんだが、この機能があれば「使っちゃうかも」とのことだった

シフトをリバースに入れた時などに、画面に上空からクルマを見下ろしているかのような映像を映してくれる「アラウンドビューモニター」に関しては、最高以外の言葉が見つかりません。普段、目視で右を見て左を見て、バックミラーで後ろを見て、また目視で前を見て……と首と目をせわしなく動かしていた私って……。「目視に慣れているとモニターは信用しづらいのかな?」と思っていましたが、そんなことも全然なく、「せめてこの機能だけでも今すぐ欲しい!」と思いました。

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  • 「サクラ」をすっかり気に入った様子の一瀬さん

サクラを初めて運転してみて、昔から好きな運転がさらに好きになるほどの走りやすさに感動が止まりませんでした。可愛いのにこんなに優秀でカッコいいなんてずるい! 自動運転や自動駐車でサクラに頼りっぱなしの試乗でしたが、安心感は十分。頼れる相棒になってくれそうです。

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