日本コカ・コーラは、同社のコーヒーブランド「ジョージア」の2022年下期新製品発表会を9月7日に開催した。同社のマーケティング本部 コーヒー事業部 部長 朴英俊氏より、健康志向ニーズに答える新製品や人気キャラクター「TinyTAN」とコラボしたキャンペーンの紹介が行われた様子をレポートする。

  • 日本コカ・コーラ マーケティング本部 コーヒー事業部 部長 朴英俊氏

健康志向ニーズをとらえた「ジョージア ZERO」シリーズが登場

RTDコーヒーは缶のイメージが強いが、実際のパッケージ構成はペットボトルが42%と多い比率を占めているという。またミルク砂糖入りコーヒーの構成比が66%と、小腹を満たしたいというニーズが強いそうだ。

一方、消費者の動向を見ると年間当たりのフレーバー別購入頻度はブラックが9.6回に比べてミルク入りは8.3回とやや低く、また糖質制限といった健康の高まりも感じられているという。

  • 写真左「ジョージア ジャパンクラフトマン ゼロ」、写真右「ジョージア 贅沢クリーミーカフェ ゼロ」

そういったニーズをとらえ、糖類・砂糖ゼロのラテ「ZEROシリーズ」が登場。なめらかな甘さとほどよいミルク感が楽しめる「ジョージア ジャパンクラフトマン ゼロ」と、クリーミーでリッチな味わいの「ジョージア 贅沢クリーミーカフェ ゼロ」を10月10日より全国で販売する。「ジャパンクラフトマン ゼロ」はスーパーやコンビニ、「贅沢クリーミーカフェ ゼロ」は自販機を中心に販売する。

同商品はコカ・コーラ独自の新製法「ミルクZEROブースト技術」を採用しており、ラテ感たっぷりの本格的な味わいを実現しているという。「ミルクZEROブースト技術」はミルクに含まれる糖類(乳糖)を減らしながらも、ラテのミルク感(脂質量)を維持するために、乳由来の乳脂肪被膜成分と植物由来の油脂などを独自のバランスで組み合わせた特許取得の技術。「普段ペットボトルの牛乳入りラテを飲んでいる方でも納得の味わい」と自信を見せる。

「ジョージア」初「TinyTAN」コラボキャンペーンも展開

世界的人気を誇る「BTS」のキャラクター「TinyTAN(タイニータン)」と初のコラボレーションとなる秋のキャンペーンを9月12日より、全国で開始する。

コカ・コーラ公式アプリ「Coke ON」内にオープンした「カフェジョージア」で働く「TinyTAN」と交流しながら、「TinyTAN」のデジタルコンテンツやオリジナルアイテムが当たるキャンペーンや、BTSのヒット楽曲「Butter」とタイアップした新TVCMの放映、9月13日~15日の期間中は渋谷マークシティにて、リアルで「カフェジョージア」の世界観を体験できるポップアップストアもオープンする。

また「ジョージア ジャパン クラフトマン」TinyTANデザインボトル全14種を9月26日より全国で限定発売する。

  • 「ジョージア ジャパン クラフトマン」TinyTANデザインボトル

同社によると、本キャンペーンでは「『TinyTAN』は好きだがジョージアには親しみがない」という若年層や女性層のユーザーをコラボパッケージで獲得していく狙いだ。ジョージアオリジナルのTinyTANデザイングッズのほかにも、コークオンのチケットやクオカードなども用意しており、幅広いユーザーに参加してほしいという。

ゴディバとのコラボ「GEORGIA TASTE OF CACAO」

また、プレミアムチョコレートブランド「ゴディバ」が初めて監修した新製品「GEORGIA TASTE OF CACAO(ジョージア テイスト オブ カカオ)」を9月12日より、全国で発売する。

  • 「GEORGIA TASTE OF CACAO(ジョージア テイスト オブ カカオ)」

「ゴディバ」エグゼクティブシェフ・ショコラティエ/パティシエのヤニック・シュヴォロー氏の監修のもと、ジョージアが長年培ってきたコーヒー製品開発の技術とコラボした一品。細部にわたる味覚設計でこだわりを追求、カカオの豊かなコクが口いっぱいに広がる贅沢な味わいに仕上げている。また焙煎コーヒーの香ばしい苦みも感じられ、後味はあっさりした飲み口だ。

パッケージには見た目も華やかなコーヒー豆とカカオがあしらわれている。豊かなカカオのコクとコーヒーがなめらかに混ざり合う味わいをダークブラウンとゴールドで表現し、高級感とモダンさを兼ね備えた、スタイリッシュなデザインだ。

飲用シーンは間食やリラックスタイムのちょっとしたご褒美を想定している。ターゲットは35歳以上の男女だが、味は幅広い世代に受け入れてもらえるだろうと期待を寄せる。