米Googleが10月6日に同社のデバイス製品の新製品発表イベントを開催する。イベントは米ニューヨークで、現地時間の10月6日午前10時(日本時間:10月6日午後11時)に開始。YouTubeおよびGoogleStore.com/events(米国/英国/オーストラリア)でライブ配信する。

イベントでは、スマートフォン「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」とスマートウォッチ「Pixel Watch」、Nestブランドのスマートホームデバイスなどを発表する。発表製品は全て発表会と同日に、オンラインストアGoogleStore.comとニューヨーク市にある直営店で購入できるようにするとのこと。日本でも、Pixel 7シリーズとPixel Watchがこの秋に登場する予定となっている。

同社は5月に開催した開発カンファレンス「Google I/O 2022」の基調講演で、Pixel 7シリーズとPixel Watchをプレビューし、秋に発売することを予告していた。Pixel 7シリーズは、カメラバーを特徴とするPixel 6シリーズのデザインを踏襲し、1枚の再生アルミニウムからハウジングとカメラバーを削り出す一体的な構造に進化させた。SoCには新世代のGoogle Tensorを搭載し、Pixel 7 Proはトリプルカメラ・システムを装備する。

Googleは近年、スマートフォンを中心に、スマートスピーカーや完全ワイヤレスイヤホン、スマートホーム機器が連携する機能やソリューションで同社のデバイス製品の差別化を図っている。そうした中で、今年同社初のスマートウォッチを投入する。Pixel Watchはラウンド型の文字盤に丸みを帯びたデザインで、OSに「Wear OS by Google」を搭載。Googleがハードウェアとソフトの両方を手掛けたスマートウォッチであり、また同社が2021年に買収したFitbitの技術と経験を取り入れた健康管理機能を強みとする。

Pixel 7シリーズがPixel 6からの正当進化として高い期待を集める一方で、Pixel Watchについては苦戦を予想する声もある。スマートウォッチ市場ではAppleやSamsungがすでに何世代ものスマートウォッチ製品を販売してきており、GoogleがPixel Watchの初代モデルでその差をどのぐらい埋められるか。まだ公表されていないSoCや価格に注目が集まっている。