女優の南沙良と鈴鹿央士が、Netflixシリーズ『君に届け』(2023年3月配信)に出演することが7日、明らかになった。

左から南沙良、鈴鹿央士

左から南沙良、鈴鹿央士

同作は椎名軽穂による同名コミックの実写化作。アニメ化・実写映画化・ゲーム化など様々なジャンルに展開され、今回新たにテレビ東京とNetflixが連続ドラマを共同制作する。高校1年生の黒沼爽子(南)は長い黒髪と青白い肌から「貞子」というあだ名で呼ばれクラスから孤立していた。しかし明るい性格で男女問わず人気を集めるクラスの中心人物・風早翔太(鈴鹿央士)だけは、爽子がクラスメイトのために嫌な作業を引き受けていることを知っていた。風早と接することで他のクラスメイトとも徐々に打ち解けていく爽子は、夢だった高校生活を過ごしていくなかで、風早に対しての気持ちにも変化が訪れる。

南は、長い黒髪と青白い肌のため周囲から“貞子”と呼ばれクラスメイトに馴染めずにいる黒沼爽子を演じ、爽子とは対照的に明るい性格で男女問わず好かれているクラスの人気者・風早翔太を鈴鹿央士が演じる。監督は新城毅彦と菊地健雄が務める。

南沙良 コメント

元々原作を読ませていただいていたので、お話を聞いたときは率直に驚きと嬉しさが同時に込み上げ何とも不思議な感じだったのを覚えています。気持ちが落ち着いてからは、映画化されていることもあって正直、少し不安もありました。
爽子ちゃんを演じるにあたっては、原作を何度も読み返しながら、できる限り原作に忠実に臨みました。爽子ちゃんの真っ直ぐな想いに私自身も動かされることが何度もあったので、観ていただける方にも、爽子ちゃんの想いが届けば良いなと思っています。
この作品は、色んな形の優しさで溢れていて、当たり前にあるものの大切さを改めて実感できる作品になっていると思います。たくさんの方に、この作品の想いが届きますように。楽しみにしていただけたら嬉しいです。

鈴鹿央士 コメント

『君に届け』の作品は実写映画版を観ていたので、この作品の出演が決まった時はどうやって自分なりにアプローチしていこうかなど、たくさん悩むこともありましたが、原作の持つ力が背中を押してくれることを信じて、真っ直ぐ突き進んでいこうと思いました。
風早くんを演じるにあたり彼の持つ“葛藤”や”空気感”を大切にしようと思いました。クランクインしてからすぐは、“爽やか”という言葉に囚われてしまいましたが、監督と相談をしながら演じていくうちに、徐々に”風早翔太“に馴染んでいった気がします。
また、クラスメイトの皆さんにはいつも親身に寄り添って支えてくれて、助けられながら撮影していた記憶があり感謝しています。
『君に届け』は、たくさんの方の想いがこもった作品だと思います。その想いを大切にし、そしてドラマ版『君に届け』を最高の作品にするために全員で向き合った作品です!是非、宜しくお願い致します。

原作:椎名軽穂 コメント

ドラマ化のお話をいただいて、南さんのやさしい雰囲気や、鈴鹿さんのあどけない笑顔を知って以来、きっとすてきなドラマになる! と、私もとても楽しみにしていました。まだ内緒にされている俳優さんたちもすてきな方々です。
原作や映画を応援してくれた読者の方も、君に届けを知らなかった方も、このドラマを一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです! よろしくお願いします!

エグゼクティブ・プロデューサー 佐藤菜穂美(Netflix) コメント

世界中のファンの方々に今なお愛されている『君に届け』ドラマ化の機会をいただき、大変光栄に思います。現在もまだ制作は続いていますが、原作がもつ普遍的な魅力、ストーリーテリングの力強さを、実写ドラマという形を通して、今、伝えていく意義を、ただただ考え続けました。さまざまな出会いの季節、少しだけ背中を押してくれるような勇気と、想いが届くその喜びを、世界中のNetflixメンバーの皆さまにお届けできることを楽しみにしております。

プロデューサー 松本拓(テレビ東京) コメント

この度、南沙良さん、鈴鹿央士さんを迎え、『君に届け』を映像化させて頂くこと、大変嬉しく思います。
コロナ禍という大きな岐路に立たされ、人と人とのつながり、絆、愛情、そういったものがなかなか感じにくくなった今この世の中において、『君に届け』で描かれる青春群像劇は改めて多くの方の心に響くものがあると感じております。
何気ない日常の中に感じるささやかな幸せや人の温かみ、このドラマによってまた少し、「生きる」ということが豊かになっていくことを祈っております。ご期待ください。