写真共有アプリ「Snapchat」などで知られる米Snap社が9月1日、同社子会社が運営する位置情報共有アプリ「Zenly」のサービスを終了する計画であることを発表した。本件についてzenly japan公式Twitterも「数カ月後に提供を終了する」とツイートしていたが、このツイートが現時点では削除されており、終了する具体的な日程は不透明な状態にある。
Zenlyは、友達同士などでお互いの位置情報を共有したりできるアプリ。スマートフォンのGPSを利用して、自分の今いる場所を相手と共有できるので、友達の状況を把握し遊びに誘ったり、待ち合わせに使ったり、逆に、会いたくない人を避けることにも使えたりする。特定の友人や知人と繋がることができる便利なアプリだと、若者を中心に人気を博していた。
米Snapは、自社ブログにて「Restructuring and Refocusing our Business」と題して、事業の再構築と再集中化に関するメモを公開。メモでは、今年の収益が予想していたものを下回ったとし、キャッシュフローの改善のため「コミュニティの成長・収益の成長・拡張現実という3つの戦略的優先事項に重点を置くために事業を再構築する。これらの分野に直接貢献しないプロジェクトは中止するか、投資を大幅に削減する」とリストラの実施を説明。従業員数を20%削減したことも報告した。この中でSnap Originals、Minis、Games、Pixyへの投資の中止と、Voiseyおよび、今回のZenlyのサービス終了に言及している。
ネット上では、「そんな...突zenlyすぎるよ...」「Zenlyサ終するってマジ??待ち合わせに役立つのはもちろんだけど、これ見て相手が家で暇そうだったらはじめて『遊ぼうぜー』ってLINE送ったり色々と相手の空気を読むための補助ツールとしてもガチベンリーだったのに。」「お願いサービス終了しないで」とサービス終了を嘆く声のほか、「Apple純正の「探す」アプリが代替アプリなるかな~」「Zenlyがサービス終了で話題ですが、Apple純正のゼンリーありまっせ。その名も『探す』」「zenlyサ終したあとの待ち合わせに困ってる人多いけど、ロケーションを共有する類似機能がGoogleマップにあったような」とZenlyに代わるサービスを模索する声も寄せられた。