新海誠監督の3年ぶりとなる最新作として2022年11月11日(金)に公開される『すずめの戸締まり』より、すずめと旅をする「閉じ師」の青年・宗像草太(むなかた そうた)役を松村北斗が担当することが明らかとなった。
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語『すずめの戸締まり』。宗像草太は“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」で、日本各地に現れる扉を探す旅をしている青年であり、九州にて扉のある廃墟に向かう途中ですずめと出会い、突如扉から現れた災いに立ち向かうことになる。
新海監督の描く「宗像草太」は、“閉じ師”という浮世離れしている存在でありながらも等身大な青年。そのイメージを具現化するために、監督がオーディションで実力派から有名俳優まで数多くの声を直接聴いたうえで見出したのは、今作が声優初挑戦となる松村北斗。
松村は初めてのアフレコに対し「アフレコは初めての経験なので最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習しても出来ない事もいっぱいありましたが、監督やスタッフの方々のおかげで変わっていくことができました」と、今までにはない新しい一面をのぞかせており、「映画でしか、アニメでしか描けない作品で、観た方すべてがこの日常の中で奇跡を味わえると思うので、多くの方にこの体験を味わってもらいたいなと思います」と今作への期待を語っている。
非常に難しい役どころを演じるにあたり、「僕が演じる宗像草太は、監督の作品では観たことが無いキャラクターだったので、僕としても聞いたことのない声色が出せたらいいなと考えて、監督とも色々お話させていただきました。草太は神と人間の融合体みたいなイメージと監督がおっしゃっていたので、いつもよりは少し低い声を当てています」とコメントしている。
そして本編の鍵となる大きな秘密も解禁。なんと草太は、ある出来事をきっかけに“すずめの椅子”に姿を変えられてしまう……。“すずめの椅子”とは、すずめが幼い頃に使っていた脚が1本欠けた子供用の椅子で、既に公開されている予告映像でも、カタカタと動きすずめを驚かす姿や、すずめと一緒に坂道を駆け上がる姿など、そのコミカルな動作が話題になっていたが、その正体は、椅子に変えられた草太だったという。“閉じ師の青年”、そして”“椅子になってしまう青年”を、新海誠と松村北斗がどう作り上げていくのか、「宗像草太」に注目したい。
◎新海誠監督のコメント
松村北斗くんの声の美しさは、彼の内面の豊かさが源泉だと思います。
表現への追及と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗くんのそういう精神性が、草太というキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です。どうか楽しみにしていただけますように。
そして、本日9月6日(火)21時よりYouTube特別配信「In Front Of The Door」を東宝公式 YouTubeチャンネルにてプレミア公開。岩戸鈴芽役の原菜乃華、宗像草太役の松村北斗、新海誠監督の3名が登場し本作について語るYouTube特別配信で、アフレコの感想や新海監督からみた原、松村の印象など、ここでしか聞けない話が盛りだくさんとなる。さらに初解禁となる宗像草太の紹介映像も公開。草太が“すずめの椅子”の姿に変わってしまう重要なシーンも……!?
●YouTube 特別配信「In Front Of The Door」
『すずめの戸締まり』は、2022年11月11日(金)より公開予定。各詳細は公式サイトにて。
(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会