コルグは、軽量で電池駆動が可能なデジタルピアノ「Liano」を発表した。2022年9月下旬の販売を予定しており、市場予想価格は39,800円。
「Liano」は、軽量で電池駆動が可能なデジタルピアノ。88鍵のフルサイズ鍵盤を採用しながら 130cmを切る横幅、スピーカーを搭載しながら約7cmという薄さで、本体質量は6kg(単3形電池6本使用時は+約200g)となっている。鍵盤はライトタッチのLS鍵盤を採用した。
ピアノ、エレクトリック・ピアノ、オルガン、ストリングスを含む8つのステレオPCM音源はダイヤルを回して選ぶだけですぐに切り替わる機構となっている。中でもピアノは近年の世界的なピアノ・コンクールで高い評価を得ているイタリアン・ピアノを搭載する。同時発音数は最大で120音だ。リバーブ、コーラスという2種のエフェクトも搭載。スピーカーはパネル面に配置されており、演奏者に直接音を届けるようになっている。また背面に穴を設けたバスレフ構造となっており、薄い筐体では難しい「ダイナミックな低音」を実現するという。
給電は付属のACアダプター(DC 12V)、単3形アルカリ/ニッケル水素乾電池6本(別売)で行う。アルカリ乾電池を使用した場合、約8時間の動作が可能。
本体にUSB 端子(Type-B)を装備し、パソコンと接続してDAW用のマスター・キーボードとして利用したり、ピアノ音源アプリを演奏してみたり、単体で使用する以外の拡張性も持ち合わせている(ケーブル類は別売)。さらに、ピアノレッスンアプリ「Skoove」や ピアノ・キーボード音源アプリ「KORG Module」、DAW「KORG Gadget 2 Le」、制作した楽曲を世界中で販売できる「TuneCore」(50%オフ・クーポン)をバンドルする。
本体のほか、前述のACアダプター(「KA390」)、譜面立て、ペダル・スイッチ(「PS-3」)、ピアノスタンドが付属。オプションとして、ダンパー・ペダル(「DS-1H」)、ペダル・スイッチ(「PS-1」)、ピアノ椅子(「PC-300 BK/WH」)、(「PC-110 BK/WH」)のほか、可搬性を高めたということで、ソフトケース(「SEQUENZ SC-B2N」)も用意されている。