俳優の甲本雅裕と中尾明慶が、フジテレビ系ドラマ『PICU 小児集中治療室』(10月スタート、毎週月曜21:00~)に出演する。
駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢亮)が先輩医師・植野元(安田顕)と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICU(小児専門の集中治療室)を作るため、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く同ドラマ。
甲本が演じるのは、人材不足に悩むPICU科に臨時で応援に入るベテラン麻酔科医・今成良平。経験豊富なベテランで、冷静な判断力と正確な麻酔技術を兼ね備え、病院内で引っ張りだこの名医だ。
中尾が演じるのは、PICUに運び込まれた急患の少女の治療に当たる救命救急医・東上宗介を演じる。非常に優秀で冷戦沈着、口数は少ないが情熱を秘めており、1秒を争う緊急かつ重症な患者の対応に全力で当たる。医師や看護師からの信頼も厚く、いざというときに頼りになる存在となっている。
コメントは、以下の通り。
■甲本雅裕
「面白い台本はあっという間に読めてしまう。読みながら場面の想像をしていると、早く現場に行きたくなりました!オジサンはオジサンとして、しっかりオジサンを務めたいと思います!」
■中尾明慶
――台本を読まれた感想をお聞かせ下さい。
「僕自身子供がいますので、台本を読んでいてすごく心が揺さぶられましたし、気を引き締めて作品に臨まなければいけないなと思いました。ヘビーな部分もありますが、世の中に伝えるべきメッセージを強く感じて、今はいいドラマになる予感しかしないです」
――寡黙な役柄ですが、役作りで意識されることはありますか。
「現場ではしゃべりません(笑)!でも、監督が話しかけてくるからなあ(笑)。僕は陽気で笑っている役が多いんですけど、今回は“笑顔封印”でラストまでいきたいです。でも、空き時間どうしてもしゃべってしまう(笑)。新しい挑戦もあるし、今は楽しみでしかないです」
――視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「平野監督や金城プロデューサーをはじめ、『監察医 朝顔』でお世話になったチームなので、間違いなく素晴らしいドラマになると確信しています。僕もやれるべきことを精いっぱいやりますので、放送を楽しみにしていてください」
■金城綾香プロデューサー
「武四郎がPICUで失敗したり誰かに叱られたりした時、“どういう方に側にいてもらいたいか”と考えた時に生まれたキャラクターです。“甘やかしてはくれないけれど、決して厳しすぎないおじさんの先輩”が、今成です。今成は麻酔科医なので武四郎とは専門分野が違いますが、だからこそ今成にかけられる言葉に励まされる場面もあり、武四郎にとって大切な存在です。また安田顕さん演じる植野はチーフとしてPICUを守る立場にあり、誰にも相談できないこともあるので、そんな植野にとっても今成は“おじさんの味方になるおじさん”です。厳しさもありながら愛嬌(あいきょう)たっぷりの今成は、お芝居に優しさが滲(にじ)み出る方に演じていただきたいと考え、甲本雅裕さんにオファーさせていただきました。どのような温かい今成を見せてくださるのか、とても楽しみにしております」
「中尾さんとは『監察医 朝顔』シリーズでずっとご一緒してきて、本当に信頼していますし、大好きな役者さんです。どんなシーンも台本の意図をすぐ理解してくださって、たとえセリフが短くてもしっかりとお芝居してくださいます。『監察医 朝顔』の時は明るいムードメーカーという役でしたので、次にご一緒するなら真逆の役柄が良いと思っていました。医師としても脂が乗ってきた30代中盤の東上という救命医は、あまり笑わず、ストイックな医者です。中尾さんの大人の男のカッコよさが伝わると良いなと思っております」