男性のビジネスパーソンであれば、毎日ネクタイを着用する方も少なくないでしょう。
ネクタイの柄ひとつで随分と見た目の印象も変わりますが、みなさんは普段、ネクタイをどのようにセレクトしていますか?

きっと、定番のストライプ柄を選んでいる方も多いと思いますが、海外などで着用する際はちょっと気をつけた方がいいかも……。

「ネクタイのストライプ方向に意味ってあるの?」数件お問い合わせを頂戴しておりましたので回答します。
右あがりが『英国式↗』で、左あがりが『米国式↖』です。
ちなみに、使いやすくて選びやすい定番のストライプですが、実は海外や、国際的な場面では着用は控えた方が"無難"と言われているんです。
(@shakunoneより引用)

  • (@shakunoneより引用)

投稿したのはネクタイブランド『SHAKUNONÉ (シャクノネ)』を運営する株式会社笏本縫製の代表、「しゃく|岡山の町工場(@shakunone)」さん。着用は控えた方が"無難"な理由については、こう続けています。

英国では連隊や大学によってストライプのデザインを変えて、所属をあらわす文化があります。
そのため、ごく稀に「そのストライプは、〇〇大学のOBか?」と勘違いされて声をかけられることもあるとか。
厳格な決まりではないそうですが、覚えておくといいかもですね。
(@shakunoneより引用)

そう、実はネクタイのストライプにはちゃんと意味があって、右上がりが「英国式」、左上がりが「米国式」。そして、英国では連隊や大学ごとにストライプのデザインを設定しており、ストライプのパターンによって、どの団体に所属しているかを示す文化があるそうです。

その結果、何も知らずに海外でストライプのネクタイを着用していると、稀に「そのストライプは、〇〇大学のOBか?」と間違って捉えられてしまうこともあるのだとか。

厳格に決められていることではないそうですが、確かにいざというときにテンパらないためにも、知識として備えておくと役立ちそうですよね!

この豆知識には多くの人が関心を寄せ、ツイートは1.1万件のリツイート、4.3万件のいいねを獲得(9月5日時点)し、コメントも数多く寄せられました。

「アパレル上がりなのに知らなかった」

「ちょっと違いますが日本で他所の家紋付きの着物を着るようなものですね?」

「父が外資系で働いてましたが、ネクタイをプレゼントした時にストライプを選んで少し困った顔をした理由が今わかりました…」

「日本では、ビジネスが右肩上がりで縁起が良いからと贈り物に選びますよね〜」

「贈る時は気を付けよう」

ツイ主さんに聞いてみた

多くのツイッターユーザーが「知らなかった」と唸ったネクタイのお話。さらなる詳細を探るべく、今回はツイ主のしゃくさんに話をお聞きしました。

ーー英国式と米国式の違いやそれぞれの意味について、改めて教えていただけますか?

ヨーロッパが起源と言われていることもあり、流通しているものは英国式のストライプが多いです。諸説あるのですが、シンプルに右肩上がりの方が見た目が美しいから今の形になったという説もあります。逆ストライプについては、アメリカのブランド、ブルックスブラザーズが商品化したと言われており、米国式のストライプと言われています。

ーービジネスで海外に行くときは、どんなネクタイを着用するのがおすすめですか?

「無地(ソリッド)」や「小紋柄」が良いでしょう。とはいえ、明確なルールがあるわけではないので、国際的なイメージなどを知った上でTPOで使い分ければ、コーディネートを楽しんでいただければと思います。


しゃくさんの運営するネクタイブランド『SHAKUNONÉ 』はインスタグラムでも情報を発信中。
また、ホームページではあらゆるネクタイのデザインやお役立ち情報が公開されているので、そちらもチェックしてみましょう!