プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」(宮城県仙台市)では、球場内が「完全キャッシュレス」となっている。球場内のチケット購入・売店・グッズ売り場、そしてゲームコーナーや売り子さんのビール販売までもすべてキャッシュレス! どのような感じなのか? 体験してきた。

  • 「楽天生命パーク宮城」(宮城県仙台市)

チケットもレス! アプリでスムーズに入場できる

まずは球場内への入場から……チケットは公式アプリ「At Eagles」アプリと連携することで、アプリ上で入場するためのQRコードを表示することができる。

  • アプリ上の「チケットマイページ」をタップすると……

  • 入場するためのQRコードが表示される

  • 入場口でスマホをかざせばOK

紙のチケットは紛失してしまったり、一時的に外に出る際に置き忘れてしまったりして「あっ、再入場できない!」と焦ることも。スマホアプリで管理することができればそうした心配もない。

ショップのグッズもスムーズ購入

続いてはグッズショップ。試合前にユニフォームやグッズを購入したいが、混雑することもある……。しかしキャッシュレスだからか、かなり会計の列はスムーズな印象だった。

  • グッズショップもキャッシュレス

  • 使用できるのは「楽天Pay」などのバーコード決済、「Edy」「交通系電子マネー」「クレジットカード」

ゲームコーナーもキャッシュレス

楽天オリジナルグッズの景品がたくさん揃うゲームコーナーもキャッシュレス! 大人気だという自分の名前入りのユニフォームキーホルダーや、クレーンゲーム、カプセルトイもすべてキャッシュレスで使用することができる。

  • 自分の名前入りのユニフォームキーホルダーが作れる機械は大人気(Edyのみ対応)

  • クレーンゲームもコイン投入口部分にはEdyと交通系電子マネーをタッチする装置が

  • 歴史ある「スイートランド」にもキャッシュレスの装置がついているのはレア!

  • カプセルトイもキャッシュレスなのは初めて見た!(楽天payのみ対応)

小銭がなくともどんどん遊べてしまうのでつい夢中になってしまいそう。使いすぎには注意が必要かも。

ビールの売り子さんもキャッシュレス

試合観戦の楽しみの一つでもある、売り子さんから買うビール。こちらももちろんキャッシュレスということで、決済方法は楽天Pay・Edy・クレジットカード・交通系が利用可能。

  • 「ビール1つ!」と頼むと楽天Payの場合、QRコードを提示される

  • 小銭をがさごそしなくても、スマホで金額を入力すれば即決済完了

  • 試合中でもスマートにビールを購入することができた

観客席でUber Eatsも使える

観客席では8月23日から導入された「Uber Eats(ウーバーイーツ)」を使ったサービスも。Uber Eatsを通じて球場内にあるスタジアムグルメを注文・会計することができる。

  • スタジアムグルメも観客席から注文&決済

「キャッシュレスは慣れていない」という人でも大丈夫

これだけキャッシュレス対応していると便利な反面、「普段キャッシュレスしない」「現金しか持っていない」という方は不安になるかもしれない。しかしそんな方のために球場内ではEdyの貸し出しを行っており、Edyへチャージして球場内で使用することができる。

  • 球場内では現金が使えないことをアピールする看板が

球場内にはEdyのチャージができる場所がなんと20カ所あり、有人の「キャッシュレスデスク」では使い方やチャージ方法を教えてくれる。東北楽天ゴールデンイーグルスオリジナルEdyの販売もされているのでファンは必見。さらに、お子様には「球場内でキャッシュレスでのおつかい体験をしてほしい」とEdyのプレゼントも行っている。

  • 楽天キャッシュレスデスク

  • Edyの貸し出し→チャージですぐにキャッシュレス対応可能

  • 球場内20カ所のチャージ機には珍しいものもある

球場内ホテルのチェックイン&アウトも無人で

楽天生命パーク宮城内にある宿泊施設「Rakuten STAY x EAGLES」は無人でのチェックイン&アウトが可能。宿泊者専用のBBQスペースなどもあり、完全プライベート空間から試合観戦も可能だ。

  • 楽天生命パーク宮城内にある宿泊施設「Rakuten STAY x EAGLES」

  • 入口にある端末からチェックイン&アウトを行う

できるだけ身軽に動きたい球場内で、スマホひとつあれば何でもできるというのはとても便利。さまざまなサービスをスマート&スムーズに楽しみ、試合にも集中できるキャッシュレス、観戦の機会にぜひ体験してみてほしい。