女優の菅野莉央が、フジテレビ系ドラマ『PICU 小児集中治療室』(10月スタート、毎週月曜21:00~)に出演することが4日、明らかになった。

菅野莉央

駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢亮)が先輩医師・植野元(安田顕)と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICU(小児専門の集中治療室)を作るため、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く同ドラマ。菅野が演じるのは、隙だらけで頼りない武四郎の言動にすかさずツッコむ姉御キャラ・河本舞だ。

舞は武四郎の同級生で幼なじみ、バスガイドの涌井桃子(生田絵梨花)、武四郎の親友・矢野悠太(高杉真宙)といつも4人でつるんできた腐れ縁。サバサバした性格で髪型はいつもショートカット。ツッコミの名手で武四郎がボケをかますたびに「ダサっ!」「アホすぎっ!」と間髪入れずにツッコむ。昔から医師になることを夢見て、今は武四郎と同じ丘珠病院で小児外科医として働いている。

小児科からPICU科に異動になった武四郎が段ボールを抱えて廊下を歩いていると、「え、クビ?」と即ツッコミ。頭の回転が速く優秀なタイプだが、舞も武四郎同様にまだまだ駆け出しの身分。仕事の悩みは尽きず、時々近況報告を兼ねてビデオ通話で武四郎と励まし合っている。

コメントは、以下の通り。

■菅野莉央
――台本を読まれた感想をお聞かせ下さい。
「医療に従事する方々がどんな事に悩んだり、向き合ったりしているのか、これまで外側からしか見たことの無かった世界の内側を少しずつ知ることができ、学ぶことが多かったです」

――初の医師役となります。意気込みをお聞かせ下さい。
「何より、『監察医 朝顔』と『SUPER RICH』でお世話になった金城プロデューサーや平野(眞)監督と再びご一緒でき、大変うれしく、ありがたく思っております。また、月9枠でレギュラーとして参加させて頂けること、そして、初めての医師役ということで背筋が伸びる思いです」

――役作りで意識されることがあればお聞かせ下さい。
「20代後半の等身大の姿で、仕事に悩んだりそれを仲間と分け合ったりしながら、成長していくことを楽しみたいと思っています。また、実際に病院を見学させて頂いたときに、働かれている方々から、プロフェッショナルであるかっこよさと、患者さん一人一人と丁寧に向き合う温かさ、チームとしての連帯感をひしひしと感じたので、そこはきちんと表現できればと思います」

■金城綾香プロデューサー
「菅野さんとは何度もお仕事をご一緒させていただいておりますが、作品ごとにバックボーンもキャラクターも全く別人に思わせてくださる、変幻自在な方です。お芝居への情熱と、カメラが向けられていなくてもお芝居をし続ける現場への愛情を感じているので、とても信頼しています。河本舞は、武四郎や悠太らと同じ医師ですが、決して周りに流されて医師になったのではなく、自分のことは自分で決められる女性です。武四郎と共に、いろんな場面で彼女が医師として成長していく様も描きたいですし、舞と武四郎と悠太の三人が、性別にとらわれずに爽やかでフラットな友情を築いている様も楽しみにしていただきたいです」