歌手の加山雄三が、5日に放送されるテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜13:00~)に出演する。
代表曲「君といつまでも」など数々のヒット曲をリリースし、日頃から「音楽は永遠の親友」と公言していた加山は、今年でコンサート活動から引退することを発表。3年前に軽度の脳梗塞、2年前に小脳出血を起こしても歌声は変わらず「生涯現役」を宣言していたが、リハビリを続けるなかで徐々に幕引きを考えるようになり、「歌えるときにスパッと辞める」と決断した。
音楽に親しむきっかけをくれたのは、日本映画界を代表するスターだった父の上原謙さん。家にはクラシック好きの父が集めたレコードがあり、息子が音楽に興味があることを感じると中古のピアノを買い音楽の環境を整えてくれた。そんな加山が父のために書き上げた楽曲がある。その完成が楽しみだった父へ楽譜を渡し壇上で握手して抱き合う姿は、映画のワンシーンのような映像となったという。