「おしえあうって、すばらしい。」をスローガンに知識やノウハウの動画共有SNSサービスで組織の人材教育DX化を支援するsoeasyは、9月1日の防災の日に向けて平時の防災意識を高める取り組みの一環として、8月の4週間をかけてインスタグラムストーリーズアンケートを実施し、その結果を公表した。
気候変動に端を発した年々甚大化する風水害や、全国各地で頻発する地震など、私たち日本人にとって自然災害はもはや対岸の火事ではなくなっている。平時の際の防災意識向上アクションの一環として、8月(毎週金曜18:00前後から24時間)にsoeasy 公式インスタグラムストーリーズアンケート機能を用い、フォロワー数24.8万人(ただしストーリーズを閲覧した方に限る)に簡易アンケートを実施した。
「防災対策」と一口に言っても人の捉え方は様々だ。平時から意識してもらいたい「防災対策」についてSNSユーザーはどう捉えているのか? ということから、問1は「防災対策といえば、何を思い浮かぶ? 」(サンプル数 n=1,804)という設問を立てた。結果として、1位は「防災」という言葉が入ってもいる「防災グッズ」(703票 39%)が選ばれ、2位は防災と食という切り離せない関係からも「食の確保」が選ばれた。
「防災対策」で2位となった食について、水も含めて実際どれくらいの人が万が一に備えているのかということから、問2は「保存食どこまで用意してますか?」(サンプル数 n=1,045)という設問を立てた。結果として、意外にも「用意してない」(308票 29%)が1位となった。思い浮かんではいるが実際には用意できていない、ということが防災対策の課題となりそうだ。
「防災対策」で1位となった防災グッズについて、どのように保管しているのか? ということから、問3では「教えて!防災グッズの保管方法」(サンプル数 n=2,308)という設問を立てた。結果は「防災バッグで保管」(922票 40%)が1位となっている。有事の際、すぐに持ち出せるようにしておくことや、防災バッグの準備を呼びかけている各種施策が浸透していることが読み取れた。
「保存食」についての設問で1位となった「用意してない」という結果から、なぜそれが進まないのかについて着目し、問4では「防災対策なんで進まないと思う? 」(サンプル数 n=2,954)という設問を立てた。1位は「対策の仕方がわからない」(933票 32%)となった。情報を手軽に持ち歩くことができ、いつでも調べられる時代においても、平時に有事を想像し、備える、というのは、この結果だけを見ればまだまだ見えないハードルが高いといえるだろう。