相模鉄道は1日、相鉄・東急直通線の開業(2023年3月予定)に合わせて導入するIC通勤定期乗車券の新サービスについて、名称を「YOKOHAMA どっちも定期」に決定したと発表した。相鉄・東急直通線を含む定期乗車券の販売も開業日から実施する。

  • 相鉄・東急直通線用(東急線内は目黒線直通用)の車両21000系

「YOKOHAMA どっちも定期」は、IC通勤定期乗車券の券面表示区間内に「相鉄新横浜線 西谷駅～新横浜駅」を含む場合、相鉄本線横浜駅において追加運賃なしで乗降可能とする新サービス。IC通学定期乗車券と磁気定期乗車券は対象外となる。

この新サービスを利用して相鉄本線横浜駅で乗降する際、自動改札機へのタッチだけで改札を通過できる。IC通勤定期乗車券の有効区間に「西谷駅～新横浜駅」が含まれていれば、購入時に特別な申請を行うことなく利用でき、定期券の発駅または着駅が西谷駅以東(平沼橋～上星川間の各駅)の場合でも、有効区間に「西谷駅～新横浜駅」が含まれていれば新サービスが適用される。相模鉄道発行ではない連絡定期乗車券やPASMO定期券以外でも、条件を満たすIC通勤定期乗車券であれば新サービスを利用できる。

  • 「YOKOHAMA どっちも定期」の導入により、相鉄新横浜線(西谷～新横浜間)を含むIC通勤定期乗車券を持つ利用者は相鉄本線の横浜駅でも乗降可能に

ただし、横浜～西谷間の途中駅で乗降する場合は所定の運賃が必要。新サービスの利用区間(横浜～西谷間)については振替輸送対象外となる。