シンタックスジャパンは、独FerrofishのAD/DAコンバーター「Pulse16」シリーズの新モデル「Pulse16 MX +24」と「Pulse16 DX +24」を2022年9月9日に発売する。

  • 「Pulse16 MX +24」

  • 「Pulse16 DX +24」

「Pulse16 MX +24」と「Pulse16 DX +24」は、16チャンネルのバランス・アナログ入出力と、4系統のADAT入出力、64チャンネルのオーディオを伝送可能なMADIオプティカル入出力、内部マトリックス機能を搭載するAD/DAコンバーター。従来モデル「Pulse 16 MX」「Pulse16 DX」の機能に加え、最大のリファレンス・レベルが+24dBuまで設定可能となった。

最大192kHzに対応し、アナログ・アンプやジッター除去回路を備え、48kHz使用時でも192kHz使用時でも原音に忠実な音質を実現するという。MADIオーディオ・インターフェイスと組み合わせることで空間オーディオなどのマルチ・チャンネル録音再生システムを構築することもできる。

「Pulse16 DX +24」では Danteオーディオ・ネットワーク入出力(RJ45x2)を搭載しており、アナログ入出力×16を Danteネットワークに統合し、さらにADAT、MADI、Danteのデジタル・インターフェイス間のフォーマット・コンバーターとしても利用可能になっている。

アナログ出力に直流電圧(±5.4 V)を出力することで、DAWのCVプラグインを介して制御電圧(CV)の生成が行える「CV I/O オプション」を用意。こちらは購入時のみ追加できるオプションで、既存の製品に後から追加することはできない。

主な仕様は以下の通り。

  • アナログ:16チャンネルのTRSバランス・アナログ入出力、24bit/192kHz対応
  • MADI:オプティカルMADI入出力(オプティカルLC端子、MIDI over MADI対応)、S/MUXで最大192kHz対応
  • ADAT:入出力4系統(TOSLINK)
  • S/MUX:最大192kHz対応
  • MIDI:入力x1、出力x1
  • Word Clock:BNCポートx1

製品ラインナップと市場予想価格は以下の通り。

  • Pulse16 MX +24(市場予想価格:275,000円)
  • Pulse16 MX +24 CV(市場予想価格:286,000円)
  • Pulse16 MX +24 Single Mode(市場予想価格:319,000円)
  • Pulse16 MX +24 CV Single Mode(市場予想価格:330,000円)

  • Pulse16 DX +24(市場予想価格:429,000円)

  • Pulse16 DX +24 CV(市場予想価格:440,000円)

  • Pulse16 DX +24 Single Mode(市場予想価格:462,000円)

  • Pulse16 DX +24 CV Single Mode(市場予想価格:528,000円)

「Pulse16 MX/DX +24」はマルチモード、「Pulse16 MX/DX +24 Single Mode」はシングルモードのSFPモジュールを搭載する。別売のSFPモジュールでマルチモード、シングルモードを入れ替えることも可能。「MADI SFP モジュール・マルチモード」の市場予想価格は31,900円、「MADI SFP モジュール・シングルモード」の市場予想価格は46,200 円となっている。

  • MADI SFP モジュール・マルチモード/シングルモード