テレビ朝日系ドラマ『相棒』season1~7が5日から10月にかけ、CSテレ朝チャンネル1・2で一挙放送される。

  • 『相棒』=テレ朝チャンネル提供

水谷豊演じる杉下右京の初代“相棒”、亀山薫こと寺脇康文が14年ぶりに復活することで大きな話題を呼んでいる『相棒 season21』。10月からの地上波放送スタートを記念し、CSテレ朝チャンネルではレギュラー放送の記念すべき第1シリーズ『相棒 警視庁ふたりだけの特命係』から薫が警視庁を去った『相棒 season7』の第9話までを一挙放送する。

「特命係」は、そもそも警視庁をやめさせたい厄介者を送り込む“追い出し部屋”だった。正義感に厚く融通が利かないため警視庁内でも変人扱いされた右京とふたりだけにすることで、薫が異動となる前には6人が1年ともたずに退職。ある失態を犯して特命係に異動させられた薫は常に捜査一課への復帰を狙っており、当初は右京と距離を置こうとしていた。そんな特命係は捜査本部に入れてもらえず、落語など趣味が合うことで警視庁内でも右京の数少ない味方である鑑識課の米沢守(六角精児)から得た情報をきっかけに勝手に捜査して煙たがられる存在だった。

『相棒』シリーズには米沢はじめ個性的なキャラクターが多数登場。右京のかつての直属の上司で、警察庁長官官房室長にして右京を特命係に追いやる因縁を作った小野田公顕(岸部一徳)は、政界の大物とも通じる実力者でありながら右京の類まれな能力を認めており、特命係が時に政界を揺るがすような事件を担当したのもこの人の影響が大きい。右京の正義感を嫌悪しており、敵なのか味方なのかわからない存在だが、右京と2人で回転寿司を食べ、お茶の入れ方がわからずに湯呑に直接お湯を注いでしまい、右京にたしなめられるという一面も。

さらに捜査一課の伊丹憲一(川原和久)刑事はよく現場で顔をあわせる特命係を敵視しており、「特命係の亀山ぁ!」、略して「トクかめ!」と呼びかけ薫の怒りを買ったことも。その伊丹と行動を共にする三浦信輔刑事(大谷亮介)、薫の後輩・芹沢慶二刑事(山中崇史)も欠かせないキャラクター。年長の三浦は温厚で右京の実力を知りながら「警部殿」と困った顔をする。芹沢は先輩の薫につい捜査情報を漏らしてしまい、伊丹に怒られることもしばしば。ちなみに三浦は『season5』の「せんみつ」で特命係に捜査一課では扱えない事件の捜査を依頼している。そのほか、特命係の隣の部屋におり、「暇か?」と嫌味とも受け取れる一言とともにやってきてはコーヒーを飲む組織犯罪対策第5課長・角田六郎(山西惇)、その部下で常に特命係の部屋を覗いている大木長十郎(志水正義)と小松真琴(久保田龍吉)も見逃せない。

今回の一挙放送では、名バーテンダーが作るカクテルに込められた想いをゆっくりと紐解き、右京が殺人事件の犯人と高度な心理戦を展開する『season1』の第7話「殺しのカクテル」、太った女性がトイレに挟まり動けなくなったことから死亡する奇妙な出来事を殺人事件だと推理する『season5』第13話「Wの悲喜劇」、1000回のうち3回しか本当のことを言わない“せんみつ”と呼ばわれる大嘘つきの男の嘘の証言を巧みに見抜き、住居侵入・窃盗未遂事件から大事件解決へとつなげていく『season5』第4話「せんみつ」など、人気エピソードがずらり。薫が待望の復帰を果たす『season21』を前に予習しておきたい完全保存版となっている。

■放送スケジュール

テレ朝チャンネル2

  • 『season1』9月5日17:30~
  • 『season2』9月9日17:30~
  • 『season3』9月19日17:30~

テレ朝チャンネル1

  • 『season4』9月10日9:00~
  • 『season5』9月18日9:00~
  • 『season6・season7』10月放送 ※season7は第9話まで