お笑いコンビ・かまいたちによるテレビ朝日系バラエティ番組『かまいガチ』で誕生した「GACHI SEA」が、8月26日に東京・日本武道館で行われたLUNA SEA復活ライブ『復活祭-A NEW VOICE-』で生演奏を披露した。

  • LUNA SEAとGACHI SEA=テレビ朝日提供

今年2月の放送でLUNA SEAを愛する山内健司は、一時活動休止を発表したLUNA SEAのために何かできないかと画策。濱家隆一をはじめ、トム・ブラウン(布川ひろき、みちお)、ジョイマンの高木晋哉、そして本家のドラム担当である真矢を呼び出してLUNA SEAならぬ「GACHI SEA」を結成し、本家LUNA SEAへのリスペクトを込めた「ROSIER」を歌い上げた。昨日24日の放送ではGACHI SEAが再集結。LUNA SEAから直々にオファーを受け、復活ライブ『復活祭-A NEW VOICE-』で、名曲「TRUE BLUE」を生演奏することがサプライズ発表された。

31日放送の『かまいガチ』では、ライブ本番の表と裏が放送された。たった2カ月という短期間で血のにじむようなガチ練習にまい進し「TRUE BLUE」をなんとかマスターしたGACHI SEA。楽器演奏メンバーはLUNA SEA復活ライブの日、一睡もできないまま当日を迎えたことを明かす。武道館の前を通るバスの中では、開場前にグッズを購入するため並ぶ観客の列を目にし、さらに緊張が高まることに。そんなメンバーの心をほぐそうと、山内健司はスタンバイ中にやたらと完成度の高いメイクでデーモン閣下やコウメ太夫に扮して登場、メンバーの肩の力を抜く一幕も。

そして迎えた本番。復活ライブのアンコール中、RYUICHIのMCでの紹介を合図にGACHI SEAは運命のステージへ。緊張の面持ちで「2カ月間ガチで練習しました」と語り、メンバーの緊張を伝えた山内。一方LUNA SEAのSUGIZOは、自身のパートを担う濱家隆一のギター演奏を見守ろうと濱家の目の前にパイプ椅子を置いてスタンバイする。LUNA SEAメンバーの期待やGACHI SEAメンバーの緊張が最高潮に達する中「TRUE BLUE」の生演奏が始まった。

ほぼ全員が楽器未経験者だったにもかかわらず、ドラムの真矢に支えられ、最後まで全力で生演奏をやり遂げたGACHI SEA。演奏を終えた各メンバーは己の拙さに悔しさをにじませたものの、その真剣な演奏を聴いたLUNA SEAメンバーからは称賛の言葉と拍手が送られた。

「LUNA SEA活動休止中の留守を預かる」という1つの任務を終えたことで、GACHI SEAは活動休止を発表。これを受けてRYUICHIはGACHI SEAが『かまいガチ』でも披露した「ROSIER」でのコラボを提案し、2組のセッションが実現することに。RYUICHIが隣で歌う姿に憧れの人とコラボできた喜びを噛みしめる山内をはじめ、それぞれが日本武道館のステージを楽しむご褒美を存分に味わいながら、無事に大役を終えた。

ライブ終了後には、バックステージでLUNA SEAメンバーにお礼を伝えたGACHI SEA。ここで山内がLUNA SEAのグッズを模して、ちゃっかりGACHI SEAグッズを制作していたことを告白する。もろパクリの「フェイスタオル」に、やたらとカッコいい「トレーディングアクリルスタンド」や「ステッカーセット」まで作っており、これにはLUNA SEAメンバーも爆笑。そのグッズ3商品はテレアサショップON LINEで販売しており、テレアサショップの各店舗でも順次発売される。

8月31日の『かまいガチ』は、現在「TVer」、「ABEMA」、「GYAO!」、「TELASA(テラサ)」で見逃し配信中。