俳優の上川隆也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』(毎週木曜20:00~)第8話がきょう1日に放送される。

  • 左から玉城裕規、上川隆也=テレビ朝日提供

上川隆也演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。第7シーズンでは特別捜査対策室のメンバー・神崎莉緒(栗山千明)や佐倉路花(戸田恵子)の過去にスポットを当てたストーリーも描かれてきたが、第8話では永井大演じる雨宮宏がフィーチャーされる。雨宮が過去に担当した未解決強盗事件がからむ殺人が発生するという“雨宮回”だ。

第8話では、古びたアパートの一室で住人の男性・楠見武(徳井優)が絞殺されているのが見つかる。捜査を始めた特別捜査対策室の面々は、彼が7年前に起きた未解決強盗事件の犯人だと分かり、がく然。かつてその捜査を担当していた特対メンバー・雨宮宏は、強盗事件と因縁の深い青年・宮平瞬(玉城裕規)を思い出す。強盗事件の夜、瞬はジョギング中に悲鳴を聞いて被害者宅に助けに入り、犯人ともみあって負傷。そのときのケガによりボクサーとしての夢を断たれていた。さらに楠見は瞬が働く焼き鳥店の常連客だったという新事実が発覚。雨宮から、楠見が強盗犯だったと聞かされた瞬は驚いたものの、とっくに事件のことなど忘れていたと吹っ切れた様子で話す。そんな中、糸村は遺体が手に握っていた“透明な糸”に興味を抱き、独自の捜査を開始する。

雨宮最大の武器は身体能力の高さ。逮捕術では京都府警でも随一の実力を持つという設定で、これまでバディを組む沖田悟(戸塚純貴)と全力疾走で容疑者を追いかけるシーンが多く描かれてきた。容疑者をダッシュで追いかける雨宮が“動”だとすれば、今回は瞬の苦悩とじっくり向き合う“静”の雨宮、“静かに燃える熱い雨宮”を披露する。

事件の鍵を握る元アマチュアボクサー・瞬を演じる玉城は、『刀剣乱舞』などの2.5次元舞台などでも活躍する“カメレオン俳優”。熱演が光る瞬と雨宮の衝突シーンに注目だ。