ホンダは10月13日、モトクロス競技専用車「CRF450R」とエンデューロ競技専用車「CRF450RX」の一部仕様とグラフィックデザインを変更するとともに、モトクロス競技専用車「CRF250R」とエンデューロ競技専用車「CRF250RX」のグラフィックデザインを変更し、受注期間限定でそれぞれ発売する。

  • 「CRF450R」 ※画像は海外仕様車

低中速域の出力・トルクが向上

「CRF450R」「CRF450RX」は低中速域の出力ならびにトルクの向上を目的に、吸気系ではスロットルボアの小径化やファンネルの伸長を実施。バルブのスプリングレートやポート形状、バルブタイミングを変更した。これらの変更に合わせ、FIセッティングも最適化してある。

車体はフレームダウンチューブ部分のフロントジョイントとリアクッションアッパーブラケットのアルミ肉厚を増し、フレーム剛性を最適化。シリンダーヘッド部のエンジンマウント素材はアルミからスチールへと変更し、形状を最適化することでフロントタイヤの安定性を上げた。

足まわりはフレーム剛性最適化に合わせて前後サスペンションのセッティングを変更。優れた走破性と操作性を追求した。

  • 上から、「CRF450RX」「CRF250R」「CRF250RX」 ※画像はいずれも海外仕様車

カラーリングは全モデルともに同社オフロードモデルの力強さと情熱を表現する「エクストリームレッド」を採用。「CRF450R」はプロダクトブランド「CR」の誕生50周年を記念し、1980年代のモトクロスレースシーンで活躍した往年の「CR」を想起させる特別な配色のカラーリングを施した。「CRF450RX」「CRF250R」「CRF250RX」はラジエーター側面のグラフィックデザインを変更している。

「CRF450RX」は「CRF450R」をベースに、「CRF250RX」は「CRF250R」をベースに、ナックルガードやサイドスタンドを標準装備としたほか、タンク容量を増量させるなど、エンデューロ競技に対応する仕様としたモデルだ。

受注期間は2022年8月23日から10月31日まで。受注状況により受注期間終了前に受け付けを中断、または終了する場合がある。また、注文から納車まで長期間かかる場合がある。

メーカー希望小売価格は「CRF450R」103.4万円、「CRF450RX」105.6万円、「CRF250R」84.7万円、「CRF250RX」86.35万円。

なお、「CRF450R」「CRF450RX」「CRF250R」「CRF250RX」は道路および一般交通の用に供する場所では一切走行ができない。また、登録してナンバープレートを取得することもできない。