岐阜県のホームページに掲載されている水難事故に関するQ&Aが、担当者の心の叫びが伝わる「超力作」だとネットで話題となっている。一体どんなものなのだろう。
話題となっているのは、岐阜県のホームページに掲載されている「水難事故等に関するQ&A(よくある質問)」だ。Q&Aは、1問1答形式で、その下に具体的な事故内容が逐一書かれており、全部で60個ある。その内容は、「とにかく何があっても川で泳ぐのは危ないってば!」と担当者の心の叫びが伝わるようなものとなっているのだ。
例えば、
「Q1.岐阜県内の河川で、安全に泳げる場所はありますか?」
に対して、
「A1.ありません。河川は自然そのものであり、安全は一切保証されていません。」
と回答したり、
「Q.6対岸まで泳いで渡ってもいいですか?」
に対して、
「A6.川は絶対に泳いで渡ろうとしないでください。これまで多くの方が、川で泳いで渡ろうとして、なくなっています。」
と回答したりしている。
ほかにも、
「Q60.川の浅瀬でサンダルを履いて遊んでいたら、サンダルが川に流されてしまいました。サンダルを追いかけて取りに行ってもいいですか?」
に対して、
「A60.川で流されたサンダルは諦めて、追いかけないでください」
と回答し、「水難事故の典型的なパターンの1つです。追いかけて深みにはまって溺れたり、急流に流されて溺れたりすることがあります。」などと具体的な説明をするなど、事故防止にかける熱量が高い内容となっている。
岐阜県には、木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川や、板取川が流れており、これまで水難事故が多発していこともあり、こういった水難事故に関する注意喚起が切実という状況を反映したQ&Aなのだろう。川に行く機会のある人は、一読する価値のある内容となっている。
ネット上では「どうやっても川に入りたい人と、無理だっつってんだろの人」「『河川は自然そのもの』肝に銘じます。( ˘-˘ )あと、Q34とQ59が最高。( ˘ω˘ )」「ライフジャケット大切、ということが分かりました。親も」などの声が寄せられた。