佐賀県・長崎県とJRグループは、「佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン」(佐賀・長崎DC)を10～12月に開催すると発表した。西九州新幹線の開業に合わせ、両県の歴史や文化、豊かな自然、多様な食など、さまざまな魅力を全国に発信する。

  • 西九州新幹線の開業後、10～12月に「佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン」(佐賀・長崎DC)が開催される

西九州エリアでは、9月23日から西九州新幹線「かもめ」と新たなD＆S列車「ふたつ星 4047」が運行開始する予定となっている。10～12月に開催される佐賀・長崎DCのキャッチコピーは「あなたの旅のコンパスをSとNへ 佐賀と長崎へ 出発進行!」。期間中、さまざまな旅行商品や西九州旅行におすすめの企画などを展開する。

10月1～2日は「団体貸切列車『オープニング記念号』で行く佐賀・長崎への旅」を催行。関西発(新大阪・新神戸・姫路)または中国発(岡山・広島)で、山陽・九州新幹線から博多駅乗換えで武雄温泉駅へ。長崎駅まで西九州新幹線「かもめ」に乗車する。新大阪駅と博多駅で出発式を開催するほか、武雄温泉駅と長崎駅のコンコースまたはホームで出迎えや特産品プレゼントなど行い、参加者を歓迎する。

長崎駅到着後、「出島ワーフ三角広場」で開催する「赤い風船」50周年イベントに参加。長崎の伝統芸能「龍踊り」や変面ショーをはじめ、ステージやグルメ販売など楽しむ。2日目はフリーコースまたは観光コースとなる。旅行代金は2万7,800～3万3,800円。日本旅行「赤い風船 関西版・北陸版」ページから申し込める。

10月2日は長崎駅で佐賀・長崎DCのオープニングセレモニーも開催。13時10分頃、在来線ホームで「ふたつ星 4047」を出迎えた後、長崎駅コンコースで13時30分頃から主催者挨拶などを行う予定となっている。10月3日からは、JR九州のD＆S列車「36ぷらす3」が「新・月曜日ルート“金の路”」として、博多～佐世保間での運行を開始する。

佐賀・長崎DC期間中の周遊に便利でお得なきっぷも発売。西九州新幹線と「ふたつ星 4047」の指定席を片道ずつ利用できる「かもめぐるりんきっぷ」、西九州新幹線・特急列車の自由席が2日間乗降り自由になる「いい旅! 西九州きっぷ」、JR九州のフリー区間と松浦鉄道・島原鉄道全線の快速・普通列車が3日間乗降り自由になる「佐賀・長崎スローラインきっぷ」などを発売する。

その他、唐津線・筑肥線を中心に2日間乗り放題で利用できる「ロマ佐賀列車周遊きっぷ」、佐賀県内の駅の窓口限定でさらにお得に購入できる「スタート割! ロマ佐賀列車周遊きっぷ」も設定する。