Logitechは8月31日、ゲーミング周辺機器向けブランドLogitech G(日本ではロジクールGで展開)からゲーミングマウスの新製品「G502 X」「G502 X LIGHTSPEED」「G502 X PLUS」を発表した。「LIGHTFORCEハイブリッドオプティカル-メカニカルスイッチ」と「HERO 25Kセンサー」を搭載。重量が前世代より大幅に軽くなっている。
G502シリーズは、2014年に最初のモデルが登場。握りやすく動かしやすいデザイン、ミスなく押せるボタン、正確なトラッキングなどから高い人気を集め、一般ゲーマーからプロゲーマー、そして一般ユーザーまで幅広いユーザーを持つシリーズになっている。
G502 Xシリーズは、G502 XがUSB有線マウス。G502 X LIGHTSPEEDとG502 X PLUSがLIGHTSPEEDワイヤレステクノロジーで接続するワイヤレスマウスで、充電ポートがUSB-Cになった。ワイヤレス充電システム「POWERPLAY」の利用も可能。G502 X PLUSでは、約1,680万の8-LEDアレイによる「LIGHTSYNC RGB」を利用できる。
LIGHTFORCEハイブリッドオプティカル-メカニカルスイッチは、低遅延でクリック検出精度の高いオプティカル・アクチュエーションと、明瞭なクリック感を得られるメカニカル・アクチュエーションを一体化。光学式マウススイッチのスピードや精度と信頼性、メカニカルスイッチの触感を兼ね備える。摩擦のないオプティカルにはスイッチ寿命が長いというメリットもある。
HERO 25Kセンサーは、最大解像度25,600dpi。サブミクロン(100万分の1メートル以下)レベルの動きまで精確に捉え、またアクセラレーション、フィルタリングによってDPIレンジ全体に渡って400IPSを超える読み取り速度を実現する。さらにマウスの動きに応じてフレームレートを動的に調整して消費電力を最小限に抑えるスマートパワーマネジメントシステムにより、以前の世代のセンサーより最大10倍効率的に動作する。
デザインは、G502の基本デザインを引き継ぎながら細部を磨き上げた。少ない材料で剛性を得る薄壁外骨格や軽量スクロールホイールの採用によって、G502 X(89g)、G502 X LIGHTSPEED(102g)、G502 X PLUS(106g)という軽さを実現した(前世代のG502 HEROは121g、G502 LIGHTSPEEDは114g)。
デザインの変更点としては、G502 HEROシリーズが備えていたウェイトによる重さのカスタマイズが省かれた。また、握った時に親指で押すDPIシフトボタンが取り外せるようになっており、逆向きに装着するとボタンが親指により近くなる。握り方や手の大きさに合わせてボタンを調整できる。ボタンを取り外した部分にブランクカバーを装着して、DPIシフトボタンのないシンプルなボタン構成にすることも可能だ。
価格はG502 Xが79.99ドル、G502 X LIGHTSPEEDが139.99ドル、G502 X PLUSが159.99ドル。カラーはグラックとホワイトの2色。