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【この記事のエキスパート】
司書教諭資格:タクミ
司書教諭と学芸員の資格を保有しているライター。どのようなジャンルの本も幅広く読む。趣味は美術館巡りと図書館通い。コーヒーを飲みながら、一人でゆっくり読書するのが好き。いつか海外の美術館に行ってみたい。
400字の原稿用紙10枚程度の形式である、ショートショートの神様と呼ばれる星新一。日本のSF御三家の一人でもあり、『ボッコちゃん』『きまぐれロボット』など、国内外で世代を超えて愛され続ける名作を生みだしました。この記事では、エキスパート・ユーザー・編集部が選んだ星新一のおすすめ作品を紹介します。
製薬会社社長から作家になった星新一
1926年に、東京の製薬会社創業者夫妻の長男として生まれた星新一。舞姫や雁などを執筆した、森鴎外の妹である祖母・喜美子にかわいがられて育ったという経歴があります。
東京大学農学部を卒業後、会社を引き継いで社長になりますが、1957年に日本初となるSF同人誌「宇宙塵」にて、ショートショート「セキストラ」を発表。その後、江戸川乱歩集「宝石」に転載され、商業誌のデビューを飾りました。
なお、星新一は日本にSFを根付かせた一人で、小松左京・筒井康隆ともに「SF御三家」と称されています。1997年に71歳で亡くなりましたが、これまでの功績をたたえ、1998年に日本SF大賞特別賞が贈られました。
ショートショートの神様と呼ばれる星新一
星新一の作品の特徴は、400字の原稿用紙10枚程度の短編であるということが挙げられます。「ショートショートの神様」と呼ばれるほど、短くて読みやすい小説を得意としています。
地名・人名などの固有名詞が出てこない点、時事風俗などを扱わない作風は、透明性があり、若い世代にもわかりやすいのがポイントです。とくに小中学生の子供たちに支持され、世界中で幅広く愛読されています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)