『電気資格研究所JABO』は8月29日、「高年齢者が再就職するときに職業選択肢を増やしてくれる資格」に関する調査結果を発表した。調査は2022年8月、全国の10代以降の男女100人を対象にインターネットで行われた。

調査によるランキング結果は以下の通り。1位「マンション管理士」、2位「危険物取扱者」、3位「衛生管理者」、4位「電気工事士」、5位「電気主任技術者」、6位「ボイラー技士」、7位「情報処理安全確保支援士」だった。

  • 高年齢者が再就職するときに職業選択肢を増やしてくれる資格

マンション管理士を選んだ理由には、「高齢者が働くとなるとあまり体を動かさずに出来る仕事の方が良いと思い、マンション管理士を選択しました」(20代女性)、「肉体労働ではないので体力がない高年齢者でも業務を続けられると思ったため。さらに業務の一環で、マンションの管理組合の運営に携わったり住民同士のトラブルの仲裁を行ったりするため、人生経験を重ねた年長者に向いていると考えたため」(40代男性)、「高齢でも仕事のしやすさや、実際にその職業に就いている方の年齢が高めな印象がある。その際管理士の資格があった方がメリットが大きいと感じる」(40代女性)などが挙げられた。

また7位の情報処理安全確保支援士には、「まず、資格を取得している人が少ないと思うので、供給が需要に追いついていないため、高齢者でもニーズは高いと思います」(40代男性)、「IT化がどの業界でも進むことはこの先も間違いないのですが、同時に欧米諸国のような情報の取り扱いに対する法律も施行していかないといけません。そのときに役立つ資格だと思います」(女性30代女性)、「これからの情報社会で欠かせない仕事であること座って行えることが多い職がおおそうだから。(足腰が弱くなっても働きやすい)」(30代女性)というコメントがあった。