俳優の佐々木蔵之介が主演を務めるABCテレビのスペシャルドラマ『ミヤコが京都にやって来た! ~ふたりの夏~』が、9月30日(24:24~)、10月1日(24:05~)・2日(24:25~)に放送されることが28日に明らかになった。
2021年1月期に放送された連続ドラマが、3夜連続のスペシャルドラマで帰ってくる。風光明媚な京都を舞台に12年ぶりに再会した父・空吉(佐々木)と娘・ミヤコ(藤野涼子)2人のぎこちなくも愛おしい共同生活を丹念に描いた同作。全編京都ロケで京都を知り尽くした撮影スタッフによる映像美が話題となり「東京ドラマアウォード2021ローカル・ドラマ賞」を受賞した。
今作の舞台は前作から半年後、祇園祭や五山の送り火など歴史的な祭りが数多い京都の夏。うだるような暑さのある日、空吉は東京から男性と一緒に帰って来るミヤコを目撃する。国際ロマンス詐欺に遭ったばかりのミヤコが再び騙されているのではと空吉は心配を募らせる。一方ミヤコは鴨川で一人佇むかつての空吉の想い人・佐知子(松本若菜)を発見。再婚して京都を離れたはずだったが、佐知子は再婚などしていなかった。衝撃の事実を空吉に言うべきかどうか悩むミヤコ。そして事件は静かに動き始める。
主人公の町医者・柿木空吉を演じるのは、京都出身の佐々木。ネイティブな京都弁が味わえるのも今作の魅力の一つだ。娘・ミヤコを演じるのは大河ドラマ『青天を衝け』で主人公の妹役を好演した藤野、そんなミヤコと急接近する若き提灯職人・敦彦を演じるのは、ドラマ『テッパチ!』『SUPER RICH』など話題作へ立て続けに出演している結木滉星。空吉とのただならぬ過去を匂わせるミステリアスな女性・佐知子はドラマ『やんごとなき一族』『復讐の未亡人』での怪演ぶりが話題になっている松本が演じる。
キャストのコメントは以下の通り。
■佐々木蔵之介(柿木空吉 役)
京都で生まれ育った僕にとって祇園祭は夏の始まりです。宵山に立ち並ぶ山鉾、お囃子 、露店で賑わう四条通を練り歩くのは最高の楽しみ。鱧を頂き、巡行を終えたらいよいよ、待ってました夏休み! セミ捕りに鮎釣り。五山の送り火に地蔵盆。そんな大好きな夏の京都の魅力がギュッと詰まったドラマになりました。劇中の美しく優しい街並みと慎ましくも心豊かに日常を過ごす人たちに心惹かれます。ドラマを見て「あぁ、京都に行きたい!」そう思ってもらえたら一番うれしいです。
■藤野涼子(ミヤコ 役)
うれしいことに第2弾となる『ミヤコが京都にやって来た! 〜ふたりの夏〜』が放送される事になりました! 今回はタイトルにある通り、夏の京都を楽しめる作品になっています! 素敵な街並みの中で打ち水をしていたり、夕暮れに庭で花火をしたり、涼しげな鴨川では足をパシャパシャもしました。今回は、お父さんの恋模様にミヤコが一喜一憂しながら物語が進んでいきます。果たしてお父さんはどんな人と恋をするのか? そしてミヤコはどんな行動をとるのか? 夏の京都の親子の物語、お楽しみください!
■結木滉星(敦彦 役)
『ミヤコが京都にやって来た!』続編ということでまた敦彦を演じることが出来て凄くうれしく思います。ミヤコが京都で迎える初めての夏。空吉と再会してからの数カ月で彼女自身とても前に進んでいます。そんなミヤコを近くで見ていてますます魅力的な女性になっているなと感じました。今回も、親子の絆・関係性にほっこりしつつそれぞれ恋の行方にも進展があるので注目して観てほしいと思います。
■松本若菜(佐知子 役)
今回は第2弾となる夏編です。前作の秋冬編での含みのある私の出演部分のその後が描かれています。そして! 今回のサブタイトル“ふたりの夏”はひと組のことだけではありません。この先は是非本作をご覧いただき、暑い夏の京都の風情と共に“恋”の結末を見届けていただけたらうれしいです。