西日本鉄道は、8月28日にオープンする春日原駅の新ホームに、デジタル時刻表を表示できるモビリティサイネージクラウド「MMvision」を導入し、同日から運用を開始すると発表した。

  • 春日原駅の新ホームに設置される「MMvision」イメージ

YEデジタル(北九州市)が提供する「MMvision」は、従来のデジタルサイネージ配信システムの機能に加え、交通情報の配信を可能にしたデジタルサイネージ配信プラットフォームに。西鉄グループのバス事業で導入の進むスマートバス停で得たノウハウを活用し、商業施設・オフィスビルなどバス停以外の場所でも交通情報の発信・共有ができるように開発された。

デジタル時刻表を表示するほか、ニュース・天気予報や広告を一体運用することで、電車待ち環境の向上を図る。複数拠点に一括配信できるクラウド型の機能を生かし、年末年始などの変則的なダイヤの対応、緊急時の運行情報の配信も容易になるという。

  • 「MMvision」運用イメージ

西鉄電車での「MMvision」導入は今回が初めて。春日原駅の上下線ホームに各2基、計4基を設置し、見やすさに配慮した時刻表表示と情報発信で駅サービスの向上をめざすとしている。