トリップアドバイザーは8月24日、「2022年秋の旅行動向」の調査結果を発表した。調査は、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、シンガポール、日本の旅行者2,764人以上への意識調査及びサイトの利用状況データ(9月1日~11月30日の旅行期間)をもとに算出した。
2022年の秋(9月1日~11月30日の期間)の旅行計画について聞いたところ、51%の日本人旅行者が「予定している」と回答し、昨年同時期の33%と比較すると大幅に上昇。移動距離からすると、95%が国内旅行、5%が海外旅行を予定していることがわかった。
この秋人気の国内の観光地は、千葉県の「浦安市」が1位に。続く2位は沖縄県の「恩納村」、3位には、同じく沖縄県の「那覇市」がランクイン。一方、海外の人気観光地としては、1位「ホノルル(アメリカ)」、2位「バンコク(タイ)」、3位「パリ(フランス)」となった。
旅行への出費は、昨年よりも「(かなり)増やす」が40%となったほか、物価上昇は旅行の計画に影響はないと回答した日本人旅行者の割合は他国と比べ多い結果となり、旅行への出費を惜しまない姿勢が見受けられた。
今秋の旅行への考え方としては、「(ほとんど+全く)抵抗はない」と回答した割合は、アメリカ、オーストラリア、シンガポールは94%、イギリスは93%、イタリアは90%と、日本以外の5カ国では90%代だったのに対し、日本は53%にとどまり、日本人旅行者の新型コロナウイルス感染症に対する慎重な姿勢が反映された。