BookLiveが運営する総合電子書籍ストア「ブックライブ」は8月24日、「平成少女マンガに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は7月22日~24日、「ブックライブ」のユーザー2,858名を対象に、インターネットで実施した。
今回のアンケートでは、平成時代(1990年初期~2019年頃)に連載開始した少女マンガ(『NANA』『君に届け』など)を、平成少女マンガと定義している。
最近平成少女マンガを読んだか尋ねたところ、56.9%が「読んだ」と回答した。年代別に見ると、Z世代が53.1%と一番高く、26歳~29歳が48.1%、30代が49.9%、40代が51.4%という結果になった。
最近平成少女マンガを読んだきっかけについて聞くと、1位は「コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたから」(39.4%)、2位は「知人・友人と話題になったから」(16.4%)だった。
平成少女マンガの魅力は何か尋ねると、Z世代の57.7%が「アナログな恋愛に新鮮さを感じる」と回答した。30代~40代は61.5%が「昔を思い出して懐かしい気持ちになれる」と答えている。Z世代は「平成の生活スタイルを学ぶことができる」(15.5%)、「平成のレトロな雰囲気がかっこいい」(14.4%)も多かった。30代~40代は約半数が「時代を超えても変わらない普遍性を感じられる」(49.2%)とも回答している。
平成少女マンガを親子で読んだり、話題にしたりして、楽しんだことがあるか聞くと、Z世代の34.0%、親世代(40代以降)の29.5%が「ある」と回答した。
Z世代からは「親が買い揃えたマンガを読んで、好きなキャラについて語り合った」「近年アニメ化された時に読んでいたら、親も発売当時に読んでいたことを知り、作品の話で盛り上がった」、親世代からは「自分が昔読んでいたマンガを娘が読むようになり、娘の成長を感じられる」「平成生まれの娘が自分が生まれる前の作品を読み出してその時代の流行などを冷静に突っ込んでました」などのコメントが寄せられた。
最近読んだ平成少女マンガについて聞くと、Z世代1位は『桜蘭高校ホスト部(クラブ)』、26歳~29歳は『カードキャプターさくら』、30代は『フルーツバスケット』、40代は『ちはやふる』という結果になった。