キャリアデザインセンターは8月24日、「キャリアと子ども」に関する調査結果を発表した。調査は6月30日~7月11日、同社運営の転職サイト「女の転職type」会員755名を対象にWebアンケート方式にて行われた。

  • 将来、子供はほしい?

    将来、子供はほしい?

子どもがいない人を対象に、将来子どもがほしいと思うかどうかを聞いたところ、「結婚して、子どもがほしい」が最も多く42.8%。一方で、「結婚はしたいが、子どもはほしいと思わない」が15.6%、「結婚も、子どもも、望まない」が14.6%と、約3割の人が子どもを望んでいないことがわかった。

  • 子供がいることでキャリアのプラスになること・マイナスになること

    子供がいることでキャリアのプラスになること・マイナスになること

子どもがいることでキャリアのプラスになることを教えてもらったところ、1位「子どもがいる人の立場が理解できる」、2位「視野が広がる」、3位「お金を稼ぐモチベーションが上がる」という結果に。また、子どもの有無別にみて差が大きかったのは「タスク管理がうまくなる」で、子どもがいない人は16.0%なのに対し、いる人は33.2%と約2倍となった。

一方、マイナスになることの上位は、1位「勤怠の乱れで迷惑をかける」、2位「体力的につらい」、3位「新しい仕事に挑戦しづらい」となったほか、「残業、接待、出張はしにくい」「女は子育てという古い考えの上司の下では働きづらい」という声も見受けられた。

  • 総合的に見て、子供がいることはキャリアにとってどう影響する?

    総合的に見て、子供がいることはキャリアにとってどう影響する?

次に、総合的に見て、子どもがいることがキャリアにとってどう影響すると思うかを尋ねたところ、子どもがいない人もいる人も「どちらかといえばマイナスに働く」が最も多く約3割となった。

プラスに働くと答えたプラス派の割合は、子どもがいない人31.6%に対し、いる人は36.7%とその差は5.1%。一方、マイナスに働くと答えたマイナス派の割合は、子どもがいない人42.0%に対し、いる人は50.2%とその差は8.2%とやや広がる結果に。

その結果を踏まえて、「キャリアのために妊娠の機会を先延ばしにした経験」について聞くと、18.3%が「ある」と回答した。