ヤマハは、人の歌声を別人の歌声にリアルタイムに変換する新技術「Transvox」を研究開発している。その実証研究として、音楽ユニット「Every Little Thing」とコラボした「なりきりマイク feat.ELT 持田香織 スペシャルルーム」がビッグエコー渋谷センター街本店、浜松有楽街店、梅田茶屋町本店の3店舗にて、8月25日から10月11日までの期間限定で設置される。このスペシャルルームで歌えば、誰でも持田香織さんになれるとか。
「Transvox」は、歌声の特徴や、音の工程に応じた音色の変化など、歌い方の癖をAIに学習させることで、年代や性別を問わず、どんな人の声でも特定の人の歌声に変換することができるという。歌声の入力に対し瞬時に分析を行い、AIがあらかじめ学習した変換先の歌声をリアルタイムに作り出すそう。
「なりきりマイク feat.ELT 持田香織 スペシャルルーム」には、「Every Little Thing」の持田さんの歌声の特徴や癖を「Transvox」のAIに学習させ、リアルタイムに歌声を再現する「なりきりマイク」が用意されている。また、男性でも付属の「オクターブスイッチ」を入れることで、自動的に1オクターブ上の歌声に切り替えることができるそうで、性別を問わず楽しめる。部屋そのものにも「Every Little Thing」にちなんだ特別な装飾が施されている。
「Every Little Thing」の持田さんは、「実際に、なりきりマイクで変換された音声を聴いて、“うわっ似てる”と思いました!」と太鼓判を押しているそうだ。このほか、実際に「なりきりマイク」を使用した映像が、「Every Little Thing」のいっくんこと伊藤一郎さんのYouTubeチャンネルで公開されている。興味があれば、ぜひ見てほしい。
ネット上では「これは凄い!変換できるアーティストが増えたら流行りますね。俳優や声優の声にも変換できたら映像業界でも使えそう。」「これがカラオケで標準装備されてたら目に見えて売り上げ上がると思うなぁ…。」「えらい時代になったもんです。これでもっとELTさんの曲を聴きたいと思ってしまいました。」などの声が寄せられた。