現在放送中の日本テレビ系大型特番『24時間テレビ45』で27日、フィギュアスケートの羽生結弦がプロ転向後テレビ初演技を披露した。
プログラムは、北京五輪のショートプログラム「序奏とロンド・カプリチオーソ」。4回転2本、そしてスピンやステップも最高難度のレベル4で構成された超高難度の競技プログラムだ。
演技を披露するにあたって羽生は「北京五輪の構成そのままやるつもりです。難しいプログラムなので覚悟が必要かなと思います」と話した。プログラムには、「挑戦、夢に向かって進む。自分たちの過去が原動力となって前に突き進む」という思いが込められているという。
番組では、西日本豪雨で被災し、現在も仮設住宅で暮らす17歳の高校生・三浦葉鈴さんを招待。三浦さんは豪雨の後、羽生が東日本大震災で被災しながらも五輪で金メダルを取ったことを思い出し、「自分も豪雨を言い訳にせず頑張ろう」と感じたという。
2度の五輪金メダルをはじめ、世界的な大会で実績を積み重ねてきた羽生は、自身も2011年の東日本大震災で被災、以来被災地と向き合い続けてきた。これまで『news every.』や『24時間テレビ』で東日本大震災や北海道胆振東部地震の被災地を訪ね、地元の人々の思いを届けてきた。