InstagramやTwitterなど、SNSに料理の写真を投稿する機会が増えた昨今。自分が食べた料理を友人や知り合いにシェアしたいと思う一方で、「いまいち美味しそうに撮影できない」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

8月22日にTwitterに投稿されたのは、料理はもちろん、雑貨やペットなど、さまざまな被写体をiPhoneで撮影する際に役立つテクニック。投稿者はフードカメラマンのさいだーさん(@cider592photo)です。

スマホで真上から撮る時 影が入らないようにする方法(@cider592photoより引用)

さいだーさんのテクニックを活用しないで撮影した写真がこちら。お皿全体が分かるように真上からiPhoneで撮影しようとするものの、手前にスマートフォンや自分の腕の影が映ってしまいます。

  • ビフォー写真(@cider592photoより引用)

きれいな写真を撮るためにまず行うのは、撮影モードの設定。『ポートレート(2.5×)』を選択します。

  • (@cider592photoより引用)

続いて、カメラをやや手前に引いて、斜め上から被写体を撮影。写真を撮る角度を工夫することで、影が画像に写り込むのを防げます。

  • (@cider592photo)より引用)

画像の編集では、『縦方向』の数値をマイナスに変更。さらに『シャドウ』や『明るさ』、『暖かみ』などの数値を好みに応じて調整すると、より美味しそうな写真に仕上がるようですよ。

  • (@cider592photo)より引用)

さいだーさんの技術を使って撮影された写真は、一目見ただけで食欲をそそられるような出来栄え。この動画を掲載したツイートのリプライには、「ありがとうございます! 」「ばり助かりました」「勉強になります! 」などの声が多数投稿されています。

  • アフター写真(@cider592photoより引用)

また、ツイートに対する反響のなかには、画像の編集方法をもっと詳しく知りたいという方のコメントも。そこで、動画の撮影者であるサイダーさんに、より詳しい画像の加工方法や、大きな反響が寄せられていることへの感想を伺いました。

ツイ主さんに聞いてみた

――こちら、機種はどのiPhoneで撮影されたものでしょうか。

「iPhone 12 Pro Max」です。望遠レンズが搭載されている機種での撮影がおすすめです。

――「いい感じに編集する」とのことですが、コツがあれば教えていただけますでしょうか。

編集時に意識したのは「やりすぎないこと」です。

シャドウを少し落とし、ハイライトを少し上げ、コントラストを強くしたり、シャープを少し上げて質感を強調しました。あくまで目で見た雰囲気に近づける程度で大丈夫です!

各ステータスがどういう影響を与えるかわからない場合は、+と−側それぞれ極端に振ってみるといいと思います。

――「知らなかった」「試したい」等多くの反響が寄せられております。

いろんな人に投稿を見ていただいて嬉しいです! ちなみに投稿の中に登場するクレープは、東京・青山にあるクレープ専門店「EQUALLY(イクアリー)」さんのクレープです。とてもオススメですので、お近くを通った際は寄ってみてください。


1本の動画を通して、多くの人へ自身のテクニックを紹介したさいだーさん。さいだーさんのTwitterには、プロの技術が詰まった美しい食べ物の写真が多数投稿されています。

スイーツや肉料理など、美味しいものに目がない方は、さいだーさんの写真をチェックして、幸せな気分を味わってみてはいかがでしょうか?