8月25日、日本動画協会は、日本のアニメ作品総合データベース「アニメ大全」を一般公開した。日本のアニメ作品に関する世界最大規模のデータベースとなっている。公開日には、Twitterのトレンド入りを果たし、アクセス集中からサイトが不安定になるほどの注目を集めた。
日本で初めてのアニメーションは1917年に公開された「塙凹内名刀之巻」で、2017年で日本のアニメの歴史は100周年を迎えた。それを記念して、日本アニメの「これまで」と「これから」を結ぶプロジェクト「アニメNEXT_100」が、2015年から始動。その一環として、この「アニメ大全」制作された。
公開された「アニメ大全」には、これまで日本国内で制作されたアニメ作品約1.5万件、エピソード数は、およそ18万話収録されているそう。キーワード検索のほか、年代検索、五十音検索機能が付いている。登録されたアニメ作品の情報には、簡単なストーリー紹介や、声優、メインスタッフ、登場キャラクターの紹介、サブタイトル、主題歌などが掲載されている。
同協会は、アニメーション文化の研究者を中心に、産業界のビジネスユーザーやクリエイター、アニメファンまで、幅広く利用活用して欲しいとのこと。また、今後もデータベースは随時更新を行い、データの拡充を図る予定だそうだ。
ネット上では、「アニメ大全ええな」「アニメ大全、年代考察にめっちゃ役立つでしょ。作ってくれてありがたい感謝」「アニメ大全、wikiと違って荒らしもないだろうし信頼出来る情報ソースへと育って欲しいですね」と歓喜する声が寄せられた。
そういった評価の声があがる一方で、「アニメ大全見てきたが、ほんとに基本情報しかないな。詳しく知りたいならWikipediaでいい感じか」「どの声優さんがなんのアニメに出ていたかっていうのはやっぱりWikiが一番まとまっているのかな。有志の底力は伊達じゃない」といった指摘の意見も寄せられた。