マイナビは8月24日、「主婦のアルバイト調査(2022年)」の結果を発表した。調査は4月25日〜5月2日の期間、20代〜50代の既婚女性を対象に行われたもの。有効回答は、就業者1,756件、非就業者1,558件。
まず、働く主婦に今後希望する働き方について聞いたところ、「アルバイト・パート」が78.1%で最も多かった。希望する理由は、「家事・育児・介護等との両立がしやすいから」が60.4%で最多。属性別で見ると、「小学校入学前の子供がいる」が87.9%、「小学生の子供がいる」が80.7%となっている。
子育てと仕事の両立について困っていることを尋ねてみると、「世帯収入が少ない」が34.6%で最も多く、次いで「一時的な急用の時に子供の預け先がない」が28.9%、「配偶者(夫)の家事育児の協力が得られない」が25.0%で続いた。
配偶者が育児休暇を取得した際の主婦の就業意向については、「現状維持が良い(現在の雇用形態で働く時間も現状のまま)」が52.7%で最も多く、次いで「現在の雇用形態でもっと働きたい」が20.3%で続いた。
「もっと働きたい」と回答した人を年代別で見ると、20代が38.7%、30代が33.4%と、若年層ほど高いことも分かった。「もっと働きたい」理由は、「世帯収入を増やしたいため」が70.0%で最多となっている。
一方で、「現状維持が良い/現在より働きたくない」理由については、「自身が子供と接する時間を確保するため」が30.4%で最も多く、次いで「配偶者(夫)の仕事への影響が不安なため」が25.5%、「配偶者(夫)の家事育児の協力が不十分なため」が23.4%で続いている。
リスキリング(自身のスキルを見直すため新しいことを学ぶこと)について「必要性を感じている」人は51.0%と半数超となっているが、実際に取り組んでいるのは15.3%にとどまっている。
リスキリングが必要と思う理由は、「自分ができる仕事の幅を広げたいため」が54.7%で最多となり、次いで「収入を増やしたいため」が47.8%で続いた。最多の「自分ができる仕事の幅を広げたいため」の回答率を年代別で見ると、20代が62.7%、30代が59.9%と、若年層ほど多くなっていることも分かる。