キャスターをコロコロすると、自ら発電し位置情報を発信できるIoT機器が、ネットで「その発想はなかったわ!」と話題となっている。

  • 「キャスター」が自家発電するIoT機器に、ネット「その発想はなかったわ!」

    IoTセンサキャスター。発想の勝利だ

話題となっているのは、ユーエイが提供する「ユーエイ・ツナガル・システム」のIoTセンサキャスター(pdfが開きます)。キャスターがIoT機器になっているものだ。キャスターには、センサと発電用の機器が内蔵されており、キャスターを動かすことで発電し、センサから位置情報や速度情報などを発信。そして外部機器のIoTゲートウェイで情報を集め、集めた情報を可視化し、活用するという仕組みのようだ。IoTセンサキャスターの仕組みについては、公式のYouTube動画でも説明しているので、興味があれば見てほしい。

キャスターには、EOタイプと、BTタイプの2種類ある。EOタイプは速度と距離を計測し、BTタイプは、位置情報を送信できる。ケーススタディでは、リハビリ用の歩行器にユーエイのキャスターを付けることで、歩行速度や移動距離を可視化。日々のリハビリ進捗を管理し、最適なリハビリメニューを構築したりできる。また、スーパーでカートに取り付け、お客さんの滞在時間や、どこに集中するかを計測し、レイアウトの改善に活用したりできるようだ。

  • 日々のリハビリを数値として追えるとは、とても便利

ネット上では「その発想はなかったわ!」「TOTOの電池不要型ウォシュレットリモコンに近いアイデアやな」「エネルギーハーベストの中ではかなり現実的な活用法だと思います。位置情報のログで業務の効率化が狙えそう」などの声が寄せられた。