パナソニックは8月24日、コンパクト設計でありながら、圧力機能によりごはんをふっくらと炊ける圧力IHジャー炊飯器を2機種発表した。発売日は9月25日。

価格はオープン。ラインナップと市場想定価格は、調理機能を搭載した「SR-NA102」が47,300円前後、調理機能非搭載の「SR-NB102」が38,500円前後。カラーは「SR-NA102」がブラックとホワイト、「SR-NB102」がグリーン。両製品とも5合炊きだ。

  • 左からSR-NA102のブラックとホワイト、SR-NB102のグリーン

今回発表された製品はいずれも、5合炊きながら幅25.5cm、奥行27.3cmと、パナソニック製の3合炊き炊飯器(SR-JX058と比較)よりも小さく省スペースな圧力IHジャー炊飯器。同社製圧力IHジャー炊飯器で史上最小の設置面積を実現した。

  • 同社製品の3合炊き炊飯器(SR-JX058)よりも小さい

コンパクトな設計としながら、加圧して沸点を100度以上にし、高温でお米一粒一粒の芯まで加熱して糊化を促進する圧力機能により、ごはんの美味しさも追求した。これにより、冷めても硬くなりにくいふっくらごはんに炊き上げるとする。

内釜には、羽釜の発熱性と竈(かまど)の蓄熱性を備え、お米一粒一粒を芯まで加熱する「ダイヤモンド竈釜」を採用。SR-NA102は「全面打ち出し加工」により、さらに発熱面積が広いとしている。蒸気ふたがない構造のため、炊飯後の手入れはふた加熱板と内釜の2点のみ。ふた加熱板は食洗機に対応する。

  • 発熱性と蓄熱性に優れた「ダイヤモンド竈釜」

SR-NA102は調理機能を備え、7つの自動調理メニュー(無水カレー/サラダチキン/煮豚/肉じゃが/スープ/カレー・シチュー/ケーキ)と、「圧力調理」「無水調理」「低温調理(塊肉専用)」の手動調理コースを用意する。パナソニックの家電用アプリ「キッチンポケット」と連携し、約65種類のレシピを確認することも可能だ。

  • 手動調理の例

SR-NA102とSR-NB102の主な仕様は共通。本体サイズはW255×D273×H233mm、重さは約4.4kg。消費電力は1,200W。炊飯容量は0.5合~5合炊き。

  • ふた加熱板と内釜のみ、手入れの必要がある